デジタルツールを使って「Test」と綴ったNFTが、27万ドル（約3000万円）で購入され、話題となっている。

　この4文字を書いたのは、仮想通貨取引所、FTX Internationalの創設者、兼CEOのサム・バンクマンフリード氏だ。同氏は、子会社のFTX USでNFTを販売するため、文字通り“テスト”を行っていたようで、これに「Testing Testing123＃1」とタイトルをつけ最初のNFTとして販売したところ、上記のような値がついたようだ。たしかにこの世にただ一つという意味では、レアものかもしれない。

　弱冠29歳のバンクマンフリード氏だが、保有する資産は100億ドル以上で、動物支援団体に数百万ドルの寄付をしたり、米バイデン大統領の当選に大きく貢献するなど、自社の事業内外で注目度の高い人物だ。米ビジネス誌『FORTUNE』が選ぶ今年のアンダー40にも選出された。

 

　最初のNFTが販売されたあと、同社のTwitterには「歴史が作られようとしている」と投稿されたが、NFT界でさらなる歴史を作ることはできるのだろうか。

（画像＝FTX USより）

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター（自称）。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://ftx.us/nfts/token/291222296035270197
https://www.somagnews.com/sam-bankman-frieds-test-nft-sold-for-270000/
https://twitter.com/SBF_FTX?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1434895787167731712%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fhypebeast.com%2F2021%2F9%2Fftx-nft-handwritten-test-270k-usd