『トランスフォーマー/最後の騎士王』ローラ・ハドック&イザベラ・モナー インタビュー
イザベラ・モナー「いい意味でクレイジーな体験だった」
ーー作品の中であなたたちはそこまで共演シーンが多くありませんでしたが、とても仲が良さそうですね。お互いの印象を教えてください。
モナー:あなたが言うとおり、そこまで共演シーンが多くなかったのは残念だったわね。
ハドック:トレーラーで一緒にメイクをする時間の方が長かったかも(笑)。
モナー:ローラはずっと美しいままだったけど、私は泥まみれな状態が多かったからそれは不公平だと思ったわ(笑)。でも、ローラの存在は私にとって大きな安心につながったの。男性が大多数の撮影現場の中で、彼女が側にいてくれたのは心強かったし、大人の男性にはあまり話すことができないようなこともローラには話すことができたからね。ローラはとても落ち着いた品のある女性だけど、私と一緒にふざけることも楽しんくれる。とてもクールで尊敬できる女性ね。
ハドック:ありがとう。イジーはこの作品に新しい風を吹き込んでくれた存在ね。この作品のハートの部分であり、ソウルの部分でもある。イジーはまだまだ若くてこれからが楽しみな存在ではあるけれど、とにかく桁外れの才能を持っているの。それは女優としてだけではなく、ありとあらゆる分野においてね。これからどんどん才能が開花していくと思うわ。今後どれだけ大きな成長を遂げるか、本当に楽しみで仕方がない。それに、私自身が最近出産して母親になったばかりいうこともあって、すごく母性本能をくすぐられるところもあったわ。本当に女性が少ない現場の中で、唯一の女性共演者として、ついついかまっていろいろ面倒を見てあげたいと思わせてくれる、本当に大事な存在だったわね。
ーーこの作品はあなたたちにとっても非常に大きな経験になったのでは?
ハドック:そうね。私にとっては技術的な面においていろいろ学ぶことができたわ。本格的なアクションに挑戦するのは今回が初めてだったから、意外とスタントが好きかもしれないということを発見できたことは大きかった。今後もっとチャレンジしていきたいと思えるようになったし、撮影の裏側を知ることができたのも勉強になったわ。それに、「今日は自分の中で全力を出し切った」と思ったとしても、「まだ足りない」「まだいける」と、さらにその先を目指すことを常に自分に言い聞かせながらやっていくことが大事だということも学んだわ。たくさんの人たちが長期間、長時間にわたって心血注いで完成させた作品を観ると、心底この作品に携われてよかったと誇れるし、達成感も感じているわね。
モナー:私は撮影当時まだ14歳だったんだけど、ほかの14歳の人たちには想像もできないようなことが経験できたと思う。この経験はこの先ずっと大事なものになるだろうし、一連のプロモーションが終わったからそれで終わりということには絶対にならないわね。もちろん大変なこともたくさんあったけど、それ以上に本当に素晴らしい、人生を変えられたような経験になったわ。いい意味でクレイジーな体験だったわね。
(取材・文=宮川翔)
■公開情報
『トランスフォーマー/最後の騎士王』
全国公開中
監督:マイケル・ベイ
脚本:マット・ハロウェイ、アート・マーカム、ケン・ノーラン
出演:マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチ、イザベラ・モナー、アンソニー・ホプキンス
配給:東和ピクチャーズ
(c)2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.
(c)2017 Hasbro. All Rights Reserved.
公式サイト:http://www.tf-movie.jp/