西洋絵画を「アトリビュート」から読み解く入門書 山内舞子『新・西洋絵画入門』刊行へ

 山内舞子による書籍『より深く鑑賞したい人のための 新・西洋絵画入門』が、10月31日にSBクリエイティブより発売される。

 本書は、西洋絵画をより深く鑑賞するための手がかりとして「アトリビュート」に着目した入門書。アトリビュートとは、絵画に描かれた人物が手にしている「物」や描き込まれた「植物」などを指し、これらに気づけるかどうかで鑑賞の深さが大きく変わるという。

 美術館で作品を前にしても「なに」を「どう」見ていいか分からず、感想が「なんかよかった」「きれいだった」で終わってしまう。その背景には「作品の登場人物が誰なのか」「何の場面が描かれているのか」が分からないという課題がある。本書はこうした読者に向け、「物」「行為」「植物」「動物」「気象と天文」「建物と場所」「時代」の7つのキーワードから西洋絵画の見かたを紹介する。また、300点以上の画像をフルカラーで掲載している。

 序章では「西洋絵画は分からない」という感覚がどこから生じるのかを掘り下げ、西洋絵画全体、神話の絵画、聖書の絵画、その他の絵画を理解するコツを解説する。第1章以降は7つのキーワードに沿って章立てされており、器や剣と弓矢、楽器、書物、鏡といった「物」、食べる・祈る・変身するといった「行為」、リンゴやブドウ、ユリ、バラなどの「植物」、蛇や孔雀、白鳥、ライオンといった「動物」から絵画を読み解いていく。

 さらに「気象と天文」の章では雨や虹、星、月、太陽、暦と天文学を、「建物と場所」の章では神殿や聖堂、アトリエ、塔、遺跡と廃墟などを扱う。最終章の「時代」では古代から中世、北方の美術、ルネサンス、バロック、ロココ、新古典主義とロマン主義、写実主義以降までを概観する。各章末には「画中画」「異時同図法」「趣味と娯楽」「異文化への関心」「時間と季節」「交差する『世界線』」といったコラムも収録している。

■書誌情報
『より深く鑑賞したい人のための 新・西洋絵画入門』
著者:山内舞子
発売日:10月31日
出版社:SBクリエイティブ

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