元ソフトバンク監督・工藤公康『小学生のための ピッチングがうまくなる本』刊行 育成世代に伝える投球の極意

 工藤公康による著書『小学生のための ピッチングがうまくなる本』が、10月19日にカンゼンより刊行された。

 本書は、工藤が全国各地で開催している『野球教室』で伝えてきた上達の極意を一冊にまとめたもの。投げ方、体のメンテナンスの仕方、トレーニング方法まで、小学生のうちに身につけてほしい動きをわかりやすく解説する育成世代向けの投球指導書となっている。

 構成は全6章。第1章「育成年代だからこそ大事にしたいこと」ではリズム・バランス・タイミングの三原則を、第2章「技術論」ではピッチングのカギを握る「回転運動」やなわとびシャドウトレーニングを紹介する。第3章「トレーニング」では伸脚・股割りスクワットなどを扱い、第4章「障害予防」は坂田淳、第5章「野球肘検診のススメ」は松浦哲也が登場。第6章「コーチング」では、工藤自身の子育ての経験から学んだことが綴られている。

 著者の工藤公康は1963年愛知県生まれ。1982年に西武ライオンズに入団して以降、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズなどに在籍し、現役中に14度のリーグ優勝、11度の日本一に輝き“優勝請負人”と呼ばれた。実働29年の現役生活で通算224勝を挙げ、最優秀選手(MVP)2回、最優秀防御率4回、最高勝率4回などのタイトルを獲得。正力松太郎賞を歴代最多に並ぶ5回受賞し、2016年には野球殿堂入りを果たした。2015年から2021年まで福岡ソフトバンクホークスの監督を務め、7年間で5度の日本シリーズを制覇している。2020年には筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻を修了して体育学修士を取得し、2022年4月より同大学院博士課程に進学している。

■工藤公康(著者)コメント

本書は、育成世代の子どもたちを対象とした投球指導についてまとめた一冊です。
私が一番伝えたいのは、子どもたち自身の意思や考え、思考を大切にしてほしいということです。
投球動作には、“正解”と呼べるものはないと私は思っています。
本書には、投球動作に関するさまざまな考え方や指導法を記しています。しかし、それらも“答え”ではありません。本書を通じて取り組んだ中で得られた感覚と、子どもたち自身の意思や考えをうまく組み合わせながら、活用していただければと思います。

■書誌情報
『小学生のための ピッチングがうまくなる本』
著者:工藤公康
価格:1,980円(本体1,800円+税)
発売日:2026年10月19日
出版社:カンゼン
判型:A5判/192ページ
ISBN:978-4-86255-815-2

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