『キャプテン翼』主要キャラの結婚・恋愛事情はどうなった? 最新シリーズの再開を機に振り返る
サッカー日本代表の久保建英と女優の福原遥が10月2日に結婚を発表した。久保は幼少期からサッカー選手として注目を集め、福原も子役時代にNHK Eテレの料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で「まいんちゃん」として親しまれてきた。ともに若い頃から脚光を浴びてきただけに、互いの境遇を理解しやすく、自然と惹かれ合ったのかもしれない。
そんなサッカー界の話題と重なるように、『キャプテン翼』(高橋陽一)の最新シリーズ『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』が10月6日に連載を再開した。1981年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった同作は、今年で45周年。最新シリーズでは、マドリッド五輪準決勝で日本U-23代表がスペイン代表を破り、決勝進出を決めている。
主人公・大空翼の成長や新旧ライバルとの激闘が見どころなのは言うまでもないが、昭和の時代に作品を読み、やがて離れた読者にとっては、主要キャラクターたちの「恋愛事情」がどうなったのかも気になるところだろう。
何と言っても、作中で大きな進展があったのは、翼と中沢早苗だ。小学生時代から翼を応援してきた「あねご」は、南葛中学時代にマネージャーを務め、翼から告白される。「ワールドユース編」では日本代表が優勝した直後に翼がプロポーズし、2人は結婚。当時、翼は19歳だ。現在はバルセロナでプレーしながら、スペインで生活しており、第50話「時間がないんだ」では早苗の出産が描かれた。2006年の『キャプテン翼 短編集 DREAM FIELD 1』で登場していた双子の息子「疾風(はやて)」と「大舞(だいぶ)」が、ついに本編にも登場する。
松山光と中学時代のマネージャー・藤沢美子も、印象的なカップルだ。美子が中学卒業とともに渡米する際、松山は自分を支えてくれた彼女の存在の大きさに気づく。美子が白いハチマキに刺繍した「I LOVE YOU」の文字。それを知った松山が試合後、ユニフォーム姿のまま空港へ駆けつける場面は、シリーズ屈指の名シーンとなった。
2人には試練も訪れる。ワールドユース本選のスウェーデン戦を前に、美子が交通事故に遭い、危篤状態に。医師から「今夜が山場」と告げられた松山はチームを離れ、彼女のそばで看病を続ける。意識を取り戻した美子に「みんなのところへ行って戦って!」と送り出されると、松山はスタジアムへ急行。負傷した赤井止也に代わって延長戦から出場し、美子のハチマキを締めて日本の勝利に貢献した。
硬派キャラだった日向小次郎にも、春が訪れている。恋人はソフトボール日本代表の投手・赤嶺真紀。2人は共にマドリッド五輪に出場中で、競技に打ち込むアスリート同士、互いをリスペクトし合いながら関係性を深めている。
三杉淳と青葉弥生については、『ライジングサン』の正統続編とされるスマホゲーム「NEXT DREAM」の展開が気になるところだ。心臓の持病を抱えながらプレーを続ける三杉がオランダのアヤックスへ移籍する際、弥生は婚約者として同行。ゲームで描かれた2人の将来が、漫画本編でも「正史」として描かれるのだろうか。
岬太郎は、フランス時代からの友人・早川あづみとの関係が「友達以上恋人未満」からなかなか進展しない。互いを意識している様子はあるものの、いまだ確定的な恋愛描写はないのは残念。
同じ南葛組では、翼の親友・石崎了が結婚に近そう。ワールドユース決勝のブラジル戦でナトゥレーザのシュートを顔面ブロックで防いで気絶。医務室で看病していたマネージャーの西本ゆかりに告白し、両思いとなった。
逆に、初期からの主要キャラクターでいまだ浮いた話がないのが若林源三だ。ストイックなキャラクターを崩したくないのかもしれないが、小学校卒業後からドイツで暮らす若林にも、そろそろ“外国人彼女”が登場してもよさそう。お相手がライバルであるシュナイダーの妹という可能性もあるだろうか。
現実のサッカー界に戻れば、昨今は久保のように芸能人と結婚する選手がいる一方、学生時代からの知り合いと結ばれるケースも少なくない。とはいえ、小・中学校時代からの縁を実らせた選手となれば、内田篤人や宇佐美貴史らごく少数。ちなみに、海外では翼と同じ「バルセロナ」で活躍したリオネル・メッシが、幼なじみと結婚している。
マドリッド五輪決勝でブラジル代表と対戦する日本代表。『ライジングサン FINALS』完結後に新たな続編が始まるのであれば、その頃には、翼の仲間たちの結婚ラッシュが起きているかもしれない。