※一部アプリ「ちいかわぽけっと」のネタバレを含みます

　3月27日よりサービス開始されたアプリ「ちいかわぽけっと（以下、ちいぽけ）」。アニメも人気の漫画『ちいかわ』待望のゲームアプリとして大きな注目を集めている。

　ゲーム内のご褒美を手に入れるための主要モード「討伐」には、原作漫画に登場したキャラクターが数多く登場する。本稿では「討伐」の序盤に登場するボスキャラクター（以下、ボス）を原作のエピソードから振り返りたい。

　「むちゃかんたん 1-1」ステージのボスとして登場したのはピンク色の「キメラ」。ちいかわにも似た見た目でありつつ、羽や尻尾、鋭い爪を携えた、まるで他の生き物の部位を合成したかのような風貌のキャラクターだ。

　原作漫画に初登場したのは2020年2月に投稿されたエピソードであり、かなり古参のキャラクターでもある。登場回数は少ないが、かわの世界の不可思議さを象徴するキャラクターであろう。ピンク色の「キメラ」のほか、作中ではさまざまなキメラが登場しており、その正体を考察するファンも多い。

 「むちゃかんたん 2-10」のボスは「でかい鳥」。ゲームの仕様上「ちいぽけ」はただ放置していてもサクサクと進むなか、この「でかい鳥」で最初に討伐失敗（ゲームオーバー）となった方も多いのではないだろうか（筆者は失敗した）。

 「でかい鳥」は楽曲「パジャマパーティーズのうた」でなじみ深い長編エピソードで、ちいかわ・ハチワレ・うさぎの3人が協力して討伐したボス的ポジションキャラクター。いま読み返すと「（ほうきの）ココの『角』の方が威力が強いよ!!!」と話しながら「でかい鳥」の頭を殴るハチワレが少しえげつない。

 「ちいぽけ」序盤は原作同様にちいかわ・ハチワレ・うさぎのパーティーで「でかい鳥」の討伐まで進めた方がほとんどであろう。「パジャマパーティーズ編」の展開をゲームで追体験できる点はファンにとって非常にうれしいものだ。

 「むちゃかんたん 2-10」のボスは「中止で～す」。原作ではコロナ禍であった2021年に登場したキャラクターであり、ハチワレが単身で討伐に挑んだキャラクターである。

 「中止で～す」はアニメにも登場しており、声優・菊地燎による“いい声”の「中止で～す」や、穏やかな日常が描かれる『ちいかわ』らしからぬ迫力ある戦闘シーンが話題になったことも懐かしい。

　原作同様にちいかわ・ハチワレ・うさぎたちと討伐を進めていくなか、果たしてどんなボスが出てくるのかーー。いま振り返ると非常に懐かしい、原作漫画の展開を振り返りながら日々の討伐に勤しみたい。