“モンスター・ヴァース”の歩みを紐解く 『ゴジラxコング 新たなる帝国』が開いた新境地
今、かつてないほど世界にゴジラの映画が供給されている。しかも嬉しいことに、多種多様なゴジラが観られるのだ。こんな恵まれた時代は歴…
監督、脚本、俳優の三位一体 『ビーキーパー』はジェイソン・ステイサム史上最高傑作だ!
「イェイェー! 今日も老人を騙していきまっしょい! 無駄に金を貯めこんでる連中からガンガン詐欺って! オレらで経済回しましょう!…
加藤よしきの「2024年 年間ベスト映画TOP10」 やっぱ映画館っていいですね
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2024年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
『クレイヴン・ザ・ハンター』に湧いてくる無力感 フィクションを上回った現実の世知辛さ
裏社会の大物(ラッセル・クロウ)は、二人の息子を行き過ぎた“オンリー男らしさ教育”で育てていた。結果、兄のセルゲイ(アーロン・テ…
『劇場版ドクターX』完結編に相応しい“シリーズらしさ” 米倉涼子の唯一無二の迫力
フリーの凄腕外科医・大門未知子(米倉涼子)は、今日もどこかのヤバい国で、銃を突きつけられながら大統領を手術していた。無事に手術を…
デンゼル・ワシントンの極悪ぶりを堪能 『グラディエーターII』はパワフルな痛快娯楽活劇だ
ローマ帝国の侵略で妻を失ったルシアス(ポール・メスカル)は、復讐を果たすために闘技場で命を懸けて戦う剣闘士(グラディエーター)と…
ひとりで遊ぶゲームは楽しくて自由なんだーー数か月ぶりの格ゲーで感じた、“無機物とのふれあい”の安心感
多忙や身内の不幸が重なるなか「自分は本当にゲームが好きなのだろうか?」不安に苛まれながらも、『ストリートファイター3』を再びプレ…
トム・ハーディの独演会&ズッコケ珍道中 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の適当な“ヌルさ”
宇宙人に寄生されたジャーナリストのエディ(トム・ハーディ)は、人は食うけど心は優しきヒーロー“ヴェノム”として巨悪と戦っていたが…
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は“お疲れ様”な映画だ 伝わってくる制作陣の苦悩や混乱
拝啓、トッド・フィリップス様。とりあえず、お疲れ様でした。少し休みましょう。Japanese温泉に行くといいと思います。日本の九…
マ・ドンソクの“必殺とんち”も炸裂! 『犯罪都市 PUNISHMENT』が更新したシリーズ最高値
韓国が誇る大ヒットシリーズ、まさかの第4弾! 『犯罪都市 PUNISHMENT』(2024年)の登場である。しかも本作は、またし…
アクション映画として世界レベル 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の突出した完成度
殺しの腕は超一流。けれども、いまいち社会じゃうまくやっていけない。そんな殺し屋コンビの杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤…
『ジガルタンダ・ダブルX』の強烈なグルーヴ感 「映画をナメるな」という“喝”を体感せよ
奇妙で熱いグルーヴ感の塊のような映画がやってきた。9月13日に公開される『ジガルタンダ・ダブルX』(2023年)は、映画全体に満…
『エイリアン:ロムルス』は誰もが楽しめる! “往年の名作の続編”の中でも突出した完成度
『エイリアン:ロムルス』(2024年)は、祖父母の家や実家で無限に出てくる唐揚げのような大満足の1本である。唐揚げは基本的に美味…
パニック映画『ツイスターズ』は真夏のデート映画に最適! “ちゃんと怖い”竜巻描写も
回れ回れツイスター、もう決して止まらないように……♪ というわけで『ツイスターズ』(2024年)である。まさかの『ツイスター』(…
『デッドプール&ウルヴァリン』をネタバレなしでレビュー 最大の魅力は同窓会的な楽しさ
個人的な話で恐縮だが、私は同窓会に呼ばれたことがない。そのこと自体に不満はないし、小・中・高の己の行いを振り返ると、「そりゃ呼ば…
エディ・マーフィの魅力健在! 『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』の痛快さ
This is 安打。それも二塁打。『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』(2024年)は、そんな「普通に面白い」とい…
『ゴジラ-1.0』に引き継がれた“エッセンス” 今こそ振り返りたい『ゴジラ』シリーズの魅力
「このシリーズ、どこから入ればいいんですか?」……コンテンツが溢れかえり、シリーズものが大量にある昨今。この質問が飛ぶ機会が増え…
『クワイエット・プレイス:DAY 1』はホラー度低め? 終活ロードムービーとしての味わい
途中で劇場を出て行った人がいたが、俺の隣の人は号泣していた。『クワイエット・プレイス:DAY1』(2023年)は、それくらい観客…
『バッドボーイズ RIDE OR DIE』にみた映画のマジック “バカになれ!”精神で新風吹き込む
「バカになれ!」。伝説のプロレスラー、故アントニオ猪木はそう言った。とことんバカになって、恥をかけるだけかいたとき、初めて本当の…
人生は何事もトライ&エラーである――中年男性が四半世紀ぶりの格ゲーで思い出した敗北の大切さ
連載「38歳からのゲーセン入門」では、約20年の時を経て『ストリートファイター3』で技が出せるようになった筆者の挑戦をつづってい…
『ミッション:インポッシブル3』はトム・クルーズの“禊”映画? J・J・エイブラムスの手腕
シドニーで大暴れした『M:I-2』(2000年)から数年後……。スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は組織の指導者役となり…
ヤンキーもの? いや、これは新たな「青春バトルアクション」だーーアニメ『WIND BREAKER』の戦闘シーンに感じた“『HiGH&LOW』と通ずる魅力”
いまを遡ること約10年前、LDHが世に放った『HiGH&LOW』シリーズが発明した「青春バトルアクション」という系譜である。本作…
『ミッション:インポッシブル』第1作の意外な事実 トム・クルーズとデ・パルマの化学反応
不可能を可能にする凄腕スパイ組織「インポッシブル・ミッション・フォース=IMF」のメンバーが、任務中にサクっと全滅。1人だけ生き…
格ゲー初心者に必要なのは“優しさ”だった――中年男性がアケコンとともに踏み出した大きな一歩
『ストリートファイター3』を上達するためにアーケードコントローラーを購入した筆者。数十年越しに知った事実により、大きな一歩を踏み…
『ジュラシック・ワールド』は紛れもない“金ロー映画”だ! 恐竜の大暴れも見逃せない
1990年代。ある企業が最先端技術を使って恐竜を復活させ、テーマパークを作る「ジュラシック・パーク」計画をブチ上げた。開園寸前ま…
『ゴジラxコング』はアメリカンプロレスの怪獣版だ! 言葉を喋らないのに理解できる驚き
オレの名前はキングコング。デカい猿の怪獣だ。地底世界の戸亜留地区で暮らしてるが、オレには同族の仲間がいねー。人間は嫌いじゃねーけ…
『オッペンハイマー』は科学者版『アウトレイジ』だ 込められたノーランの反戦への想い
「原爆の父」と呼ばれた物理学者、オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)。本作『オッペンハイマー』(2024年)は、そんな男の人…
波動拳は出せず、親指には異変――中年男性が四半世紀ぶりの格ゲーで思い出した、あのころの記憶
四半世紀ぶりにゲーセンで『ストリートファイターIII』をプレイした。すると眠っていた記憶が湧き出てきた。かつてクリアできなかった…
Netflix版『三体』にみる作り手の覚悟 原作の解体と再構築によって“笑って泣ける”ドラマに
高山善廣vsドン・フライ戦のようなドラマ化! 遂に配信が始まったNetflix版『三体』(2024年~)は、強大な原作を相手に正…
『デューン 砂の惑星PART2』は前作以上の面白さ ゼンデイヤが最後に見せる表情が絶品
砂の惑星救世主伝説こと『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)の続編、『デューン 砂の惑星PART2』(2024年)が登場…
『犯罪都市 NO WAY OUT』は完璧な“マ・ドンソク映画” 「悪党一掃」の宣伝文句に偽りなし
暴力わらしべ長者映画の傑作が三度降臨! 断言するが『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023年)はマ・ドンソク映画が好きな人に…
ラウ・チンワンの“奇行大熱演劇場”だけでも一見の価値あり! 『神探大戦』は唯一無二の味
犯罪が起きた! 警官がやってきた! 助かった! けれどその警官は、幻覚と会話している、激しくデンジャラス人だった……! 現在「未…
もうカツアゲは怖くない――中年男性が“四半世紀ぶりのゲーセン”で思い出した少年時代
かつて地元の北九州では、ゲームセンターがヤンキーの“社交場”だった。あれから数十年。38歳になった筆者が、時間がないいまだからこ…
『コブラ』のコラ画像を彷彿? 『バッドランド・ハンターズ』はマ・ドンソクのコラ映画だ
マ・ドンソクじゃねーか! というわけで、Netflixで配信が始まった『バッドランド・ハンターズ』(2024年)の話だが……断言…
ポケモンは「争う」ためではなく、人と「生きる」ためにあるんだ――27年越しに『Pokémon Sleep』で学んだこと
27年前に『ポケットモンスター』に寝食を忘れて熱中し、ポケモン大会で実践的な戦略を駆使した経験を持つ筆者が、『Pokémon S…