『おむすび』第16・17週は“東日本大震災後の神戸の物語” 宇佐川CPが込めた思い

『おむすび』第16週を前に制作統括コメント

 毎週月曜日から金曜日まで放送されているNHK連続テレビ小説『おむすび』(土曜日は1週間の振り返り)。第16週の放送を前に、制作統括・宇佐川隆史よりコメントが寄せられた。

 2024年度後期、NHK大阪が製作を務める本作は、平成・令和を舞台にしたオリジナル作品。“ギャル”だった主人公が栄養士となり、現代の抱える問題を解決していく。脚本は『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日本テレビ系)、『正直不動産』(NHK総合)などの根本ノンジが担当する。

 第16週「笑え、ギャルズ」では、結(橋本環奈)の姉・歩(仲里依紗)の物語が中心に描かれる。

 制作統括の宇佐川は第76話からの2週間について、「“東日本大震災後の神戸の物語”として、結の姉・歩、そして靴職人の孝雄をはじめ、神戸さくら通り商店街の人々が抱える葛藤と未来への模索を描きます」と語り、「震災がもたらす痛みや困難だけでなく、その先にある希望や絆も丁寧に描きたいと思っています」とコメントを寄せた。

宇佐川隆史(制作統括)コメント

1月20日から2週間の『おむすび』は、“東日本大震災後の神戸の物語”として、結の姉・歩、そして靴職人の孝雄をはじめ、神戸さくら通り商店街の人々が抱える葛藤と未来への模索を描きます。

東日本大震災―――同じ痛みや悲しみを経験した神戸の人々にとって、この震災は決して他人事ではありませんでした。

1995年の発災当時「支えられた」神戸の人々は、悲劇に見舞われた人々に思いを馳せ「支える」人々となります。

震災でかけがえのない親友を亡くしている歩は、ようやく心の傷が癒え始めた頃に再びおとずれた悲劇に、“真の意味で支えるというのはどういうことなのか”苦悩します。

同時に、神戸さくら通り商店街は、目覚ましい復興の裏で、かつての活気が戻り切らないジレンマに揺れていて――。

「日常」を続けることに戸惑いながらも、自らの再生の体験を糧に、更なる次の一歩をどう踏み出していくのか――震災がもたらす痛みや困難だけでなく、その先にある希望や絆も丁寧に描きたいと思っています。ぜひご覧ください。

■放送情報
連続テレビ小説『おむすび』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00〜8:15放送/毎週月曜〜金曜12:45〜13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜8:15〜9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:橋本環奈、仲里依紗、北村有起哉、麻生久美子、佐野勇斗、藤原紀香、三宅弘城、萩原利久、緒形直人、松井玲奈、平祐奈
語り:リリー・フランキー
主題歌:B'z「イルミネーション」
脚本:根本ノンジ
制作統括:宇佐川隆史、真鍋斎
プロデューサー:管原浩
写真提供=NHK

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