「ひでんマシン」の廃止や「わざマシンマシン」の登場まで……『ポケモン』における必需品「わざマシン」の歴史を振り返る

『ポケモン』における「わざマシン」の歴史

 11月18日に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下、『ポケモン S・V』)』。これからのパルデア地方への旅立ちにワクワクしている人、あるいはすでに冒険を楽しんでいる人も多いのではないだろうか。

「ランクバトル」実装が話題に

 今作には様々な新要素が登場するが、「ランクバトル」の実装が発表されており、大きな話題を呼んでいるようだ。

 「ランクバトル」は12月に、「インターネット大会」は2023年春ごろの開催が予定されている。『Pokémon LEGENDS アルセウス』や『ポケモン ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では実装されていなかった新要素に、期待が高まる。

 ポケモンが覚えられる技には4つまでという上限があるため、バトルではどんな技を覚えさせるかが勝敗のカギを握る。また技の組み合わせひとつをとっても、ポケモンの育成論は非常に奥が深いものとなっている。

 「ポケモン」シリーズでは、通常のレベルアップで覚えられる技のほかに「わざマシン」という専用のどうぐがあるのだが、今作ではなんと「わざマシン」を作成する「わざマシンマシン」が登場する。

 そこで本稿では「わざマシンマシン」の仕様にふれつつ、過去作の「わざマシン」や、直近のタイトルでは見かけなくなった「ひでんマシン」について振り返っていく。

「わざマシン」の歴史

 「ポケモン」シリーズの「わざマシン」の歴史は古く、初代こと『ポケモン赤・緑』から最新作の『ポケモン S・V』まで25年以上登場し続けている。『ポケモン ダイヤモンド・パール』までは、1度使うとなくなってしまう貴重などうぐだったが、『ポケモン ブラック・ホワイト』からは、何度でも使用できるようになった。

 「わざマシン」の入手方法は多岐にわたり、フィールドに落ちている場合もあれば、ショップなどで購入することもできる。また、ジムリーダーや町にいる人などから譲り受けることも。技の中には「わざマシン」でのみ覚えられるものも複数存在するため、これをいかに集めれられるかは、旅の中でも重要な要素と言えるだろう。

 さらに、『ポケモン ソード・シールド』では通常の「わざマシン」にくわえて「わざレコード」という新たなどうぐも登場。「わざレコード」は一度使うと壊れてしまうが、そのぶん強力な技を覚えられるものが多いことが特徴だ。

「わざマシンマシン」の登場

 前述のとおり、『ポケモン S・V』では「わざマシンマシン」が登場する。

 「わざマシンマシン」は、ポケモンセンターで利用が可能。必要なポケモンの素材とLP(リーグペイ)と呼ばれるポイントを消費して「わざマシン」を作成するという、『ポケモン S・V』からの新システムだ。

 必要なLP(リーグペイ)は物語を進める旅の中で手に入ったり、「ポケモンのおとしもの」と交換できる。今作の「わざマシン」は一度使うとなくなってしまうが、必要な素材があれば何度でも作ることが可能だ。

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