レインボーに光るのぞき窓が唯一無二! 未来派ゲーミングノートPC ASUS『ROG Flow Z13』&『ROG XG Mobile』レビュー

ASUS最新ゲーミングPCレビュー

 ASUSのゲーミングブランドである「ROG(Republic of Gamers)」から登場した『ROG Flow Z13(以下、Flow Z13)』。本製品はゲーム用途に特化した「ROG」シリーズの中でも、携帯性の高さが特徴のノートPCだ。軽量でありながら、最新のゲームを楽しめる高いスペックを併せ持つ。マグネット式のデタッチャブルキーボードを採用しており、タブレットPCとして使うことはもちろん、外付けGPU『ROG XG Mobile』を接続すればガッツリとゲーミングPCとしての運用することも可能になるなど、幅広い使い方が魅力となっている。

 外観を見てみると、「ゲーミング」を名乗るに相応しく未来的なデザインが特徴的だ。本体にはアルミニウム素材が使われており、高級感がある。背面には内部基盤が見える覗き窓が付いており、PCを起動すると内部がレインボーにライティングされる。ディスプレイ部のベゼルはスリムで、大型な機種が多いゲーミングノートPCにしてはかなり取り回しの良いデザインに仕上がっている。

『Flow Z13』本体背面外観
『Flow Z13』本体背面の覗き窓。PC起動時はレインボーにライティングされる。
『Flow Z13』付属の電源ケーブル。

 背面にはキックスタンドを備えており、赤い取っ手に指を引っ掛けて簡単に広げられる。170度まで開閉可能なので、スタイラスペンを使用する際などシーンに合わせた切り替えが可能だ。

『Flow Z13』本体背面のキックスタンド。
『Flow Z13』本体背面のキックスタンド。

 

 接続ポートはThunderbolt 4×1、USB-C(USB3.2 Gen2対応・ROG XG Mobileインターフェイスとしても使用可能)、USB-A(2.0)×1を備えており、そのほかに3.5mmイヤホンジャック×1とmicroSD(SDXC、SDHC対応)カードスロットも利用可能だ。ゲーミングマウスなど周辺機器はまだまだUSB-Aが主流であるため、USB-Aポートを備えているのは「Republic of Gamers」を名乗るブランドらしい心遣いだ。

 排熱のための機構にはASUSのこだわりが見える。Thermal Grizzly社製の液体金属グリスがCPUからの熱を効率良く伝導し、平面型のヒートパイプである「ベイパーチャンバー」によって溜まった熱を外部へ放出する。背面のスリットからも覗き見ることができる「アークエアフローファン」は静音性も高く、「アンチダストトンネル」機構がホコリ詰まりを防止することで耐用年数を長く保ってくれる。

『Flow Z13』本体背面のファン付近。ちらりと「アークエアフローファン」が見える。
『Flow Z13』本体背面のカメラ付近。
『Flow Z13』のデタッチャブルキーボード。キーピッチには余裕があり、ゲームでも使いやすいデザインだ。

 CPUにはIntel社の第12世代CPU「Core i9-12900H」を搭載。末尾の「H」はモバイルノート向けの最上位モデルであることを示しており、試しにベンチマークソフトCinebench R23でテストを行ってみたところ、CPUのマルチコア性能は16921ポイント、シングルコア性能は1874ポイントとなった。これはデスクトップ向けの第11世代Core i9-11900Kと同程度の性能で、モバイルノートの性能としてはモンスター級といえるだろう。

CinebenchR23ベンチマーク。PC本体のパフォーマンス設定は「Turbo」にて実施。

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