宇志海いちごの活動に感じる、VTuber・配信者が「大事にすべきこと」

宇志海いちごと配信者が「大事にすべきこと」

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一社であるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ1年ほどはエンターテインメントのフィールドで、アーティストとして陽の目を浴びる者も増加している。

 ここ数回では、にじさんじ初の公式バーチャルライバー「元一期生」がデビューしてからおよそ1か月後、新たに活動を開始した10名の公式ライバーたち、現在「元二期生」のメンバーにスポットを当てる。

 先週の鈴鹿詩子に続いて紹介したいのは、昨年2021年6月末から長きに渡って活動を休止、2022年3月13日に4周年記念&復活を果たし、4月15日には誕生日を無事に迎えた宇志海いちごだ。

 宇志海は2018年3月13日にMirrativにて、4月5日にはYouTubeにて初配信。デビュー当初はほかの2期生と同じようにMirrativとYouTubeとの2サイトにまたがって配信していた。

 自称「天才ウミウシ」として、薄いピンク色をメインにしたキュートな恰好と、溌剌とした活気あるテンションと可愛らしい声色で盛り上がりながらゲーム配信をしていく宇志海。その姿はまるで幼い女の子のようですらある。

 剣持刀也、ギルザレンIII世、鈴鹿詩子とひと癖もふた癖もあるメンバーが揃った元二期生のなかにあって、彼女の活動はひと際に王道・正統派なストリーマーとして見えていた視聴者も多いだろう。

 配信開始時の挨拶は「よ!」で、彼女のファンにとってもお馴染みとなっている。2018年3月16日にMirrativで自身2度目となる配信する際に動画タイトルを「よろしくお願いします」にしようとしたところ、誤って「よ」となってしまったことが影響している。

 この後にも彼女自身が「よよよよよよよよよよよよよ」「よ ~<何かしらのサブタイトル>~」など配信タイトルで何度となく使っていき、「よ!」は彼女とファンにとっての合言葉ともいえる。

よ!うみうし3Dになる

 彼女の得意ゲームというと、まず挙がるのがFPS~サバイバルゲームだ。『Apex Legends』『PUBG』『Rainbow Six Siege』などをプレイし、カジュアル大会にも出場することもあるほど。3D配信ではAK-47らしき銃が登場した瞬間に「あ!!!AKだよぉ!!!」と喜ぶあたり、その趣味がうかがい知れそうでもある。

 活動初期には『Apex Legends』では2019年3月ごろから頻繁にプレイし、2020年に入るとその流れは本格化。2020年11月1日に開催された第2回CRカップにはホロライブの夏色まつりと個人VTuberのパカエルとともに出場している。

 2020年11月ごろには同じくにじさんじのえる、エクス・アルビオ、魔使マオらと共に、『Rainbow Six Siege』公式が主催するカジュアル大会「No Plan No Game」にも出場。

 前者ではかなりの時間を割いてプレイしていたこと、後者では公式キャスターのOkayamaやプロゲーマーのけんきに教えられたことが影響し、勘の良さを生かしてメキメキと力をつけていったのは印象的であった。

VTuber(にじさんじ)が世界に挑む! 「No Plan No Game」決勝戦

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