一瞬で色が変わるBMWも 2022年注目すべきテクノロジーを搭載した製品とは

2022年注目すべきテクノロジーを搭載した製品

 1月にラスベガスにて開催された、世界最大のテクノロジーの見本市「CES 2022」では、例年のごとく世界的なメーカーから最新のテクノロジーによって作られた数々のプロダクトが発表された。

 このコラムでは、そんなCES 2022で注目を浴びた製品を紹介しよう。

スポーツから映画鑑賞まで活躍する有機ELディスプレイ

 テレビからスマートフォンまで、さまざまな分野で採用製品が広がっている「有機ELディスプレイ」。その特徴には高いコントラストや省電力性能だけでなく、その形状を自由に曲げて変えられることもあげられる。そんな特徴を最大限に活かしたのが、LGエレクトロニクスが発表した「バーチャル・ライド(Virtual Ride)」と「メディア・チェア(Media Chair)」だ。

バーチャル・ライド(Virtual Ride)
バーチャル・ライド(Virtual Ride)

 55インチの有機ELディスプレイを3枚縦にならべ、エアロバイクと組み合わせたのがバーチャル・ライドだ。目前から頭上に広がる風景を、つなぎ目がほぼ見えない大掛かりなスクリーンで再生できる。これにより、エアロバイクへの没入感がより向上することだろう。

メディア・チェア(Media Chair)
メディア・チェア(Media Chair)

 メディア・チェアは、カーブディスプレイを目前に配置したホームシアターシステムだ。没入感のある映像表示を提供するだけでなく、画面の振動で音声を再生するので、目の前から音が飛び出してくるような体験ができる。

ノートパソコンとタブレットが融合した未来デバイス

Zenbook 17 Fold OLED
Zenbook 17 Fold OLED

 折りたたみディスプレイの応用は、ノートパソコンへも広がろうとしている。台湾ASUSが発表したノートパソコンのコンセプト「Zenbook 17 Fold OLED」は、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使えるデバイスだ。

 Zenbook 17 Fold OLEDは17.3インチの有機ELディスプレイを搭載。本体を折り曲げるとディスプレイの半分を表示用の画面として、もう半分をキーボードやトラックパッドを表示するスペースとして利用できる。そして本体を広げれば、大画面タブレットとしても利用可能だ。

 タブレットには外部キーボードが付属しており、タブレット状態でも効率的なタイピングができる。また、スタイラスによるメモ書きやイラスト作成にも利用可能だ。ASUSはZenbook 17 Fold OLEDを今年の第2四半期(4月〜6月)に発売するとしており、実際の製品がコンセプトどおりの姿で登場するかどうかに注目したい。

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