『会社は学校じゃねぇんだよ』前作から3年、三浦翔平に起きた変化 「イケメン俳優でもいいけど、演技も見て」

前作から3年、三浦翔平に起きた変化とは

 2018年に放送されたABEMAオリジナル連続ドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ』に登場した若き起業家・藤村鉄平が、10月21日より放送がスタートした『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』にて、一流企業の社長に成長し、帰ってきた。

 そんな藤村鉄平を演じるのは、俳優・三浦翔平だ。3年の時を経て、三浦がふたたび藤村鉄平役を演じる意味、同作の魅力、三浦自身が3年の間に感じた変化について語ってもらった。

大切な作品だからこそ「生半可なモノならやりたくない」

ーー『会社は学校じゃねぇんだよ』から3年、藤村鉄平役の続投が決まった時のお気持ちを教えてください。

三浦翔平(以下、三浦):前作のシーズン1が終わったあとに(藤村鉄平の元となった・株式会社サイバーエージェントの)藤田晋社長と話す機会があったのですが、そのときに「ぜひ、今後も続けたい」と話していただきました。そこから3年が経ち『新世代逆襲編』のオファーをいただき、状況もかなり変わっていたので最初は悩みましたが、前作と同じく藤井道人監督が携わってくださること、シーズン1のキャストが続投することなどもあり、出演を決めました。

ーー藤村鉄平という役だから続投を決めたのではなく、きちんと考えて、納得した上で続投を決めたんですね。

三浦:はい。もともとABEMAが立ち上がった当初からお世話になっているのですが、前作が始まる時に「せっかくやるのであれば、地上波では見られないものを作りたい」という熱い思いに共感してはじまったので、『新世代逆襲編』も同様「生半可なものだったら、やりたくない」とは思っていました。

ーー今作では、一流起業家へと成長した鉄平が見られるとのことですが、3年の時を経て鉄平が変わった部分、変わらない部分を教えてください。

三浦:基本的には変わっていない印象です。ただ、いろんな挫折や人間模様を経験したことによって、勢いだけでは前進するような人ではなくなりました。同じ炎でも赤い炎から、青い炎に変わった感じ。熱い気持ちを全面に出すのではなく、うちに秘めるようになりましたね。

「後輩だろうとプロだから」若手を前にした現場での振る舞い方

ーー『新世代逆襲編』では、鉄平に憧れる若き起業家・鶴田祐介を野村周平さんが演じています。新世代のメンバーの印象はどうですか?

三浦:みんな前作を見てくれていたようで「前作に出てきた居酒屋や、キャラクターに会えてうれしい」と言われ、不思議な気持ちになりました。

 ただ、やりづらいでしょうね。僕自身、前作があるものに入っていくのってかなりプレッシャーを感じますから。

ーー野村さんとは久々の共演ですよね。

三浦:そうですね。一緒にお芝居をするのは『好きな人がいること』(フジテレビ)ぶりじゃないかな。座長として、しっかりと現場で振る舞っていたので、大人になったなと感じました。

 でも、プレッシャーを感じているだろうなとは思いますよ。祐介役の野村くんは、今回長ゼリフがとても多く、セリフを覚えるだけでも一苦労だと思うんです。でも真剣な面持ちで長ゼリフに臨む野村くんと緊張した面持ちで話す祐介の姿は、かなりマッチしている印象を受けました。

ーー演技の仕方について現場でアドバイスをすることはあるのでしょうか?

三浦:あまりないですね。後輩であっても彼らは役者のプロですし、別に教えることはないかなと思っています。もちろん何か聞かれて、自分に材料があれば教えますけど。基本的には口出しせず、見守っています。

ーー本シリーズの名台詞「会社は学校じゃねぇんだよ」を野村さんが言っているシーンは、見ましたか?

三浦:はい、見ました。いや〜「言いづらいよな〜。俺も初めは相当悩んだもん」と思いましたね。鈴木おさむさんの脚本は「現実だったら、絶対言わないよ」ということが、すごく出てくるので、心の中でひっそり応援しています。

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