『私たち結婚しました』10話ーー野村周平が不意打ちキス!? 7日間の“夫婦生活”が迎えた切なすぎるラストとは

『私たち結婚しました』10話レビュー

白洲迅&堀田茜、映画のようなラストシーンに切なさが募る 

 夫婦生活最後の日。「最後に夫婦の思い出を作ってください」という“ラブミッション”が届く。堀田の提案で、白洲の大好物 & 2人の距離を縮めるきっかけにもなった食べ物「ラーメン」を一緒に手作りすることに。まさに、ラーメンに始まりラーメンに終わる2人。白洲も、ラーメンのことになると分かりやすくテンションMAXになるのが可愛らしい。

 スープ担当とチャーシュー担当に分かれ、一緒にキッチンに立つ姿はまるで本物の新婚夫婦のようだ。出来上がったラーメンは、麺が短く不恰好なものだったが、白洲は「まじで美味かった!」と嬉しそう。その姿を見た堀田は、「不恰好な麺を、美味しいって思えて、幸せに共有できる人ってなかなかいない。迅くんで良かったって思ったし、貴重な存在なのかもしれない」と心を打たれた様子。

 ロンドンバスに始まり、なぜか白洲が「LIKE A RAMEN」と刻印した結婚指輪……今までに撮影したチェキを見ながら思い出を辿っていくと、濃厚な7日間だったということが分かる。だが、数時間後には夫婦ではなくなってしまうのだ。

 しんみりとした空気が流れるなか、「お互いへのお別れのプレゼントを渡してください」という最後の”ラブミッション”が届く。堀田は、ミモザ柄のお皿と、蚊取り線香用のお皿&クリップセットを渡した。ミモザ柄のお皿は、「(新婚旅行で見た)蛍の模様に見えるから」という理由で。蚊取り線香グッズは、白洲が「蚊取り線香の匂いいいな」と呟いたのを覚えていたらしい。

 白洲は、「思い出をプレゼントに……ってお洒落!」と大喜び。お返しに、堀田の誕生石でもあるオパールのネックレスをプレゼントした。オパールの石言葉は、「忍耐」「幸福」。「我慢強いっていう話を、ずっとしていたから。茜ちゃんの頑張りが、ちゃんと報われるように。頑張りすぎなくて済むような、幸福が訪れますように」という意味を込めて選んだらしい。芯の部分までを理解してくれているかのような白洲の言葉に、堀田は「泣いちゃう……」と涙を堪えた。

 最後は、「まだ0時まで結婚生活は終わってないからさ、花火しよ」と言う白洲の一言で、花火をすることに。綺麗な花火を見てはしゃぐ2人だが、最後の1本になるとしんみりとした空気が流れる。ずっと消えないでほしい……と願ってしまうが、線香花火の火玉がポトリと落ちた瞬間、2人の結婚生活は終わりを告げた。まるで映画のラストシーンのように、最後まで美しい2人だった。

 突然、「7日間の結婚生活をしてください」と言われたら……ここまで距離を縮めることは、できるだろうか。野村&さとう夫婦、白洲&堀田夫婦は、「夫婦の在り方」とともに、「素敵な人間関係を構築する方法」を教えてくれたような気がする。だが、素敵な関係を築いたからこそ、2組とも切ないラストシーンとなった。本作の主題歌『シアワセ』(aiko)の、<二人どこかで廻るストーリー 生涯離れてしまっても あなたの一歩になるならば 幸せに思える日が来るのです>という歌詞に、今はただ胸を締め付けられる。

■番組概要
『私たち結婚しました』
配信日時:毎週金曜夜11時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1534

(C)AbemaTV

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