『今日好き。向日葵編』6話ーーはるひとの「ルール違反の告白」 あやのが出した答えは……?

『今日好き。向日葵編』6話レビュー

 「今日も明日もキモチは変わらなくて」「もし告白がダメだったら、僕はここで旅を終わらせます」「よかったら、本気で答えてください」

 旅の最終日を翌日に控え、はるひと(石川悠人)があやの(増田彩乃)に急遽告白をするという、ルール破りの一大イベントを迎えている『向日葵編』。まるで、いつかの『グアム編』などを思い出すような展開だが、何かを犠牲にしてでも、その想いを伝え切りたいという男子の姿は非常に凛々しく映るものだ。ただ心配なのは、あやのの複雑そうな表情。

 しかし、この3日間で築いた信頼関係もあってだろう。はるひとの告白の言葉を聞くにつれて、2人ともの表情が徐々にほころび、微笑みも見られるように。「あやのちゃんに対する“好き”ってキモチは誰にも負けないし、あやのちゃんが今まで生きてきた以上に、絶対に幸せにするっていう自信はあります。大好きです! よかったら僕とお付き合いしてください」と、彼女に手を差し出すはるひと。その結果はーー。

 「えっと……ありがとう告白」と、あやのはすぐに回答を出さない。だが、この旅で途中、自身の心が揺らいだ場面などを振り返りながらも、「でも、さっきの男らしい姿を見て、“え、めっちゃカッコいい!”と思って、なんかもうすっごい幸せでした。こちらこそ、宜しくお願いします!」と、見事にカップル成立を幸せに結ばれた!

 「うれしいより上の言葉はない?」と、とにかく有頂天なはるひとは言わずもがな、あやのも先ほど発していた「え、めっちゃカッコいい!」の声が高く浮き上がっていたほか、カップル成立後にも彼の勇士を「カッコいいね〜!」と繰り返していたあたり、もうお互いにベタ惚れ状態なのだろう。それにしても、幾田りらが歌うただでさえ最高な主題歌「ロマンスの約束」も、こうした場面で聴くとこれほどに心に沁み渡るのか……。

 さて、残りのメンバーは明らかにそわそわとしながら、2人の帰りと告白の結果を待つ。すると、はるひととあやのが登場した後、「結果は……オッケーでした!」の一言を皮切りに、目一杯の祝福ムードに包まれた。ただ、カップル成立をしたことで、彼らとはここで名残惜しくもお別れに。加えて、この日の夕方にはるひとにフラれてしまったもか(大塚萌香)と、あやのに好意を寄せていたいくと(菅生育利)が最後まで心の底から笑えてはいなかったあたり、その想いがどれほど強かったのかも垣間見えるワンシーンだった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる