現役女子高生の妊娠・出産が多様な人に与える刺激とは? 重川茉弥が示す新しい価値観

現役女子高生の妊娠・出産が与える刺激

 また、10代の子どもたちにとっても、まやの存在は大きな影響を与えることだろう。ティーンに絶大な支持を得ている彼女が、出産の大変さや命の重みを語ることで、自分の行動に責任を持とうと戒めたり、親への感謝の気持ちを抱く人が増えるはずだ。

 なかには、「10代での妊娠・出産に対してポジティブなイメージを持ってしまうのではないか?」と懸念する人もいるが、『わたママ』で描かれるまやの姿を見て、「自分もできる!」と感じる人は、なかなかいないと思う。

 まやの母も、「何か親が援助しなくてはいけないこともなく、自分たちでしっかり生活できるなっていうのがあったからこそ背中を押せた。まやちゃんがやっているから大丈夫とはしてもらいたくない」と話しているように、これはあくまで彼女だからできたことだ。

 まやが生み出す価値観は、さまざまな人が参考にできる点がたくさんある。Z世代としては珍しいであろうSNSとの距離感や、上手なスマホの活用法。育児に関しても、“母親だから” “父親だから”という固定概念がなく、お互いが尊重し合っているのが分かる。母として、学生として、働く1人の社会人として。日々奮闘するまやの姿は、さまざまな人に勇気を与えるはずだ。

■番組概要
『普通の女子高生だったはずの私が 16才でママになって知ったことは、』
配信日時:毎週火夜10時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1538

(C)AbemaTV

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる