『今日好き。向日葵編』1話ーー4人の人気継続メンバー参加で波乱の予感? 新メンバーも“攻めの姿勢”に

『今日好き。向日葵編』1話レビュー

 向日葵の花言葉は「愛慕・情熱・あなただけを見つめる」。そんな花の名前がこれ以上ないくらいに似合うほど、今年の夏も『今日好き』では誰もが精一杯に恋をして、時に切ない心の火照りが消えなくなるほど、思い出深い時間を過ごすのだろう。

 今回の旅のスタートメンバーは、男子5名、女子4名の合計9名。うち、今年冬の『赤い糸編』に出演したいくと(菅生育利)、同じく初夏の『鈴蘭編』よりあやの(増田彩乃)、さらには前回の『霞草編』からは、早くもキサラ(松村キサラ)が継続メンバーとして参加を発表した。特にあやのの登場には、新メンバーのはるひと(石川悠人)とはやた(佐藤颯人)が「(さっき)来てほしいって言ってました!」と、すでに“恋に落ちた”表情で喜びを隠しきれない。キサラに対しても「かわいい!」「めっちゃ見てました!」と、男女問わずから歓声が上がるなど、継続メンバーの持つプロップスの大きさを改めて印象づけられる。

 ただ、序盤から“攻めの姿勢”を見せたのは、むしろ新メンバーの方。まだ初対面から数分と経っていないにも関わらず、男子側から“お誘い”をする形で全4組が2ショットをすることに。その内訳を順に確認していこう。

 まずは、はやた×キサラの2ショット。偶然にもあの短時間で、キサラもはやたを気になっていたという。なんとも幸運な引き合わせだ。また、いくと×しいな(柚来しいな)は、草原に正座という教育番組のような絵面で会話を弾ませる。こちらはお互いに高校3年生であることに加えて、中学時代を最後に彼氏彼女がいないとのこと。そんな彼らにとって『今日好き』は“高校生活ラストの恋”を見つける、これ以上ない場所に違いない。

 そして、かいゆう(千葉海宙)×もか(大塚萌香)の2ショットは終始、落ち着いた様子に。途中には、かいゆうから第一印象で気になった相手を尋ねられるも、もかはそれを明かさず。彼女の雰囲気から、かいゆうはその理由を何となく察したようだ。

 対して、この場面で最も盛り上がって見えたのが、はるひと×あやの。詳細は後述するが、はるひとは先ほど、あやのが他の男子に視線を移す間も与えることなく、彼女を2ショットに誘っていた。そんなあやのは、今回は『鈴蘭編』の頃よりも逆にプレッシャーを感じているとのこと。ただ、ここでははるひとが、「髪色変えたん?」「めっちゃいい色!」と、誰であっても喜ぶに違いない気遣いで、その心を解きほぐしていく。はるひと、よくやった!

 なお、ここまでの2ショットを終え、第一印象で気になった相手として、男子陣ははるひと、はやた、いくとの3名が揃って、あやのとキサラの両名。かいゆうがもか、残念ながら一人残されてしまったまさと(一ノ瀬将飛)は、あやのとしいなを指名。一方の女子陣は、もかとしいなが、はるひとといくとの両名。キサラがはやた、あやのがはやたとはるひとを意識しているようだ。さらに、もかは先ほど仲を深めたかいゆうも、やや気になるという。

 ただ、前述の2ショットにて、あやのがぽろりと口にした「(初対面のとき)あんまりみんなのことを見られなかった」という言葉通り、微かな懸念も。もちろん、カップル成立という目標に向けて、回を重ねるごとに貪欲な姿勢を披露してくれるのはうれしいものだ。しかし今回はメンバーにはまだ明かされていないが、2泊3日の旅が1日延長するという仕掛けもあり、もう少しだけ様子を伺い、大切な初2ショットの機会を見定めるのが吉だったのかもしれない(そうした勢い任せな部分も高校生らしさではあるのだが)。普段よりも長期戦になる分、序盤からアクセル全開だと、中盤で男女ともキモチが冷めてしまうケースも予想できる。旅の途中、どこでギアを上げるかというのも、今回の勝敗を分ける重要な点だろう。

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