Spotify、女性音声クリエイター育成強化 ポッドキャスト番組支援プログラム「Sound Up」発表

Spotifyが「Sound Up」発表

音声事業を国内戦略の柱に

 Spotifyの国内戦略はクリエイター支援を主軸に、音声市場の拡大を目指す。クリエイター支援は、Discovery(発掘)、Community(共有)、Incubation(育成)の3つの軸を同時に推進していくことになり、Sound UpはIncubationの軸になる活動との考えだ。

 Discoveryでは、ジャパンポッドキャストアワード内にNEXTクリエイター賞を創設することで活動中のクリエイターを発掘。今年発表された受賞者とはSpotify内でコラボ企画が展開されている。

 Communityでの取り組みとして挙げられた配信アプリ「Anchor by Spotify」は、すでに多くの音声コンテンツクリエイターに利用されスマホでポットキャスト番組の録音、編集、配信、データ分析など、音声コンテンツを始めるに当たって必要な行程がワンストップ、しかも無料で提供している。複数のプラットフォームへ配信できることが大きな特徴だ。今後、新機能の追加やSpotify関連コンテンツとの連携機能の強化を予定している。

 また、コミュニティサポートの一環としてSpotify Studios TOKYOを設立した。スウェーデン、ニューヨーク、ロンドンに続く、4つ目のスタジオで、アジアでは初となる。コロナ禍では多くの人数で集まるのは難しい状況だが、国内のパートナー企業や音声クリエイターの人たちに収録で活用してもらうほか、今回の記者会見のようなオンラインイベントなどに活用していく指針を示した。

■TETSUYA
インタビュアー兼ライター。ビジネス系から旅、スポーツ、時事と守備範囲は広い。Twitterでは聞く力を伸ばすコツを発信。ツイッター:@tetsu_hachi、note:note.com/tetsu_hachi

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