『今日好き。霞草編』2話ーー男子人気ナンバー1のたかや、本命女子へ「怒涛の胸キュンアピール」

『今日好き。霞草編』2話レビュー

 今週の見どころは何と言っても、たかや(鈴木崇矢)の求心力。お調子者な性格と総合格闘家として活躍する鍛え抜かれた筋肉の二段構えで、第1話では『鈴蘭編』からの継続メンバーのみるき(雨宮未苺)を前回の失恋から吹っ切れさせ、早々にメロメロにした男子だ。

 プールでのフリータイムを迎えると彼が2ショットをしたのは、てるひさ(田倉暉久)が想いを寄せる、ゆう(千葉祐夕)。まさかの2人分しかスペースのない小さなプールで、ほぼ密着状態(かつ水着)になるという何かが起こりそうな展開だ。その予感はすぐに的中。ゆうの発した「(たかやの)手が大きい」という一言から、2人は自然と手を重ね合わせた。

 また、たかやはゆうの水着姿に「すごい似合ってるよ」と好意を示すと、「よくないな、こういうの」と男子高校生らしい恥じらいを見せる場面も。ただ、むしろここから調子が出てきたのはゆうの方。彼が“年上好き”だとわかると、高校3年生のゆうは「年上なんで面倒見ますよ」というパンチラインで攻撃。たかやをライバル視するてるひさは、この場面を振り返って「バチバチに悔しかった」とコメントをしている。

 この場面を不安気に見ていたのはてるひさだけではない。早くもたかやにロックオンしたみるきは何とも言いがたい複雑な表情を浮かべていた。しかし今回のみるきは一方的に攻める展開とはならなそうだ。こうせい(大久保晃成)との2ショットでは、『鈴蘭編』でのみるきのお嬢様系な過去のビジュアルと、おてんばな性格のギャップについて深掘りしてベタ褒めされるなど、みるきの「追われる恋」が始まる予感を漂わせた。

 プールでは他にも今後の恋が大きく動きそうな2ショットが見られた。りな(薄倉里奈)がてるひさの持つ輪郭のスマートさなど、“顔面力”の強さがテーマとなったひとときや、ランチの際に座席が離れていたにも関わらず、お互いに目線が合っていたことがきっかけとなったあつき(千葉亜月)×あやね(杉本彩寧)の会話など、この場面では旅の初日らしい堅実な話題が多かったように思う。

 ただ、ここで終われなかった男子が一人。旅の出発前からこはる(増田小春)の存在を意識していた、あつきだ。前述したあやねとの2ショットが終わると、『鈴蘭編』から気になっていたことだけをさらりと伝える。本当はすぐにでも好意を伝えたかったはずだが、これまでに2ショットをしたキサラ(松村キサラ)とあやねが傷付かぬよう、紳士さが伝わる上記の内容に留めたのだろう。

 実際に、この日の夜にこはるとの念願の2ショットを果たした際には、お互いに恋人ができたらしたいことを教え合うなど、深度のある話が交わされていた(ちなみに、あつきは“和な感じ”が好きとして温泉旅行がしたいらしい。どこまで大人なんだ)。また、こはるのタイプの男性を聞き出すなど、大満足な様子で初日を終えたあつき。今回の旅では“追われる側”のこはるを見れそうだ。

 旅の初日はまだまだ終わらない。男女それぞれの部屋で反省会が開かれると、男子側ではこうせいが第一印象から変わらずにゆうとみるき、てるひさはゆうと次点でりなが気になっていると明かす。一方、たかやはあやねのみに照準を合わせたようだ。女子部屋では、みるきがこの日を不完全燃焼に終えそうなキサラをサポートし彼女が慕うてるひさに、翌日朝の2ショットを約束しに行くよう、共に男子部屋を訪れる。だが、同時にある悲劇も……。

 キサラは問題なく明日の約束をこぎつけた。問題はみるきだ。彼女が話の流れでたかやを2ショットに誘おうとした際、たかやは「待って、オレも行きたい!」と手を上げる。その場の誰もが、てるひさ×キサラの2ショットに参加したいのだと思ったことだろう。しかし、「ちょっと女子部屋に行ってきます!」と部屋を飛び出したたかやを見るに、どうやら話が少し違うようだ。あまりの驚くべき出来事に、みるきはまさかのタイミングで被弾。彼女を慕うこうせい、ゆうとの一件があるてるひさも流れ弾を喰らうこととなった。

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