『恋ステ 2021春 Tokyo』第10話ーー史上初の“成立カップルなし”に急展開! のあが「もう一度会いたい」相手とは?

『恋ステ 2021春 Tokyo』第10話レビュー

 告白から1ヶ月半後、『恋ステ』スタッフに連絡してきたのは、のあ(園田乃彩)だった。さむ(高橋沙武)、たいしゅう(末松太州)、こうき(明石光輝)の3人から熱烈なアピールを受け、告白されるも、最終的に決めきれずカップル成立とはならなかったなかったのあ。しかしあるメンバーに対し「もし成立していたら」と考えることもあったそうで、そのメンバーに手紙を送っていた。

 手紙を受け取ったのはたいしゅう。「あのときにごめんなさいをして(告白を断って)よかったのかなと思っています。自分勝手かもしれないけどもう一度会ってくれませんか?」というのあからのメッセージに「迷いなく会いたい」前向きな姿勢を見せた。一途な想いはまだ冷めていないようだ。

 しかしのあは自身の恋愛経験から、女子慣れしている人に振り回されたことがトラウマになっているようで、たいしゅうから告白された際にも他の女子との絡みが懸念となって断っており、まだ胸に突っかかっている様子。

 たいしゅうに会う前にモヤモヤを払拭すべく、相談相手として登場したのが『恋ステ』歴代メンバーのなかでも「最強モテ女子」と謳われるここ(山﨑心)だ。シーズン12の『2020春』で共演したのあとここ。1つ上の先輩でもあるここはのあにとってお姉さん的存在だ。

 『2021冬』で見事カップル成立を果たしたここは「付き合う前に(他の女の子との関係性を)決めておけばいい」と順調に付き合っていくためのアドバイスをする。追われる恋が多かったここは、のあと通ずる部分があるのだろう。同じような恋愛観を持つ人からの教えは、迷っている時の一歩に大きく繋がる。のあは「スッキリした」とたいしゅうとの再会に意思を固めた。

 のあとたいしゅうの再開は、互いに似たようなバッグを持っていて、しかも2人とも昨日に購入したという緊張をどうにか和らげようとした謎の運命的会話からスタート。2ヶ月ぶりの再会。緊張で意識をしすぎた2人は「ギャルくなった?」「髪切った?」と容姿の変化や注文した飲み物のことなどで会話をなんとか成り立たせるなど、なんともぎこちなく、なかなか本題に入れない。

 ようやく「なんで手紙くれたん?」とたいしゅうが切り出すと、互いにこの空白の期間での思いを吐露し始める。「この期間気持ちは変わらなかった」と言うたいしゅうに対し「恋愛的にはたいしゅうが一番だった」と時間とともに離れていた距離を徐々に縮めていく。

 この『恋ステ』史上初の新展開の一味違うところは、メンバーがすでに自らが参加した放送を観ているということ。つまり、実際に伝えられた想いにプラスして、その裏側で相手がどれだけ本気だったかを知っているのだ。放送を振り返り、たいしゅうがひたすら「嫉妬した」と繰り返し話す姿に、「ごめんね」と言うどこか嬉しそうなのあの姿があった。

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