テレワーク向けガジェットも買い替え時期。お金をかけてもそろえたい「困りごと」を解決するアイテムは?

テレワークの「困りごと」を解決してくれる製品とは

姿勢の悪さを解消したい

dell.comより

 ノートPCの画面をそのまま見ていれば目線が下がり、姿勢は悪くなる。目線を高くするためにはモニターディスプレイを使うことが最善だ。筆者はDellの4K モニター27インチ「U2718QM」を使用している。4KとIPS液晶ならではの高解像度、画面の大きさは、目とモニターの間に適切な距離を取っても見やすい。大きさのメリットを生かすためにもサイズは27インチを下回らない方が望ましい。現在は30インチを超えるものもあり、予算が許せば検討したい。

 さらに筆者は、以前使っていた別のモニターも併用し、2台並べてデュアルモニター環境を構築している。たとえば左のモニターでデータを表示し、右のモニターで資料を作成できる。作業効率は劇的に上がることがおわかりいただけるだろう。

ergotron.comより

 外部モニターは付属のスタンドではなく、ぜひモニターアームで取り付けたい。スタンドよりも設置の自由度が高く、机上の作業スペースを広く確保できる利点がある。資料を広げながら作業をする時、スタンドを置いてモニターを設置している場合とモニターアームを使っている場合では、快適さがまったく異なる。筆者はエルゴトロン「LXデスクマウントモニターアーム」を使用しており、強度や可動範囲の広さが気に入っている。

目が疲れる

benq.comより

 デスク回りの明るさをどう確保するかも、目への負担を減らす大事なポイントだ。使っているのは台湾の大手家電メーカーBenQ製の「WiTスクリーンバープラス」。モニターディスプレイの上部にクリップで固定するため机上のスペースを取らずに利用できる。センサーで自動点灯するほか、明るさを自動で調整。モニターのスクリーンに反射することなくデスク上を照らし、目の疲労感を低減している印象だ。シンプルなデザインも評価が高い。

集中できない

 ガジェットから離れるが、ポモドーロテクニックという言葉を聞いたことがあるだろうか。短い作業時間と短い休憩を組み合わせるやり方で、たとえば「25分仕事+5分休憩」。これを繰り返す。仕事を細切れにして達成感が得やすくなり、時間管理も楽になる。最近はクリエイティブ系の仕事で重宝されているテクニックだ。

 時計で時間を計測してもいいが、YouTube上にポモドーロの時間設定に対応した作業用BGMが数多くアップされているので、それを使うのもいいだろう。

amazon.co.jpより

 ちなみに筆者はスマートスピーカー「Amazon Echo Show5」を購入。環境音を決まった時間だけ流す設定ができるので、ポモドーロテクニックの使用に適している。計算や辞書検索も声で呼びかけて使うこともできる。

 しかしガジェット以上に大事なことは、スマホを手元に置かないことだろう。ネットには在宅勤務におすすめのスマホスタンドを紹介している記事もあるが、そもそも手元に置いてある時点で逆効果だ。

 緊急事態宣言が終了しても、テレワークそのものは新しい働き方として続くはずだ。そうであれば、今後も効率化と体への負担軽減を進め、より良い環境整備を進めることは必要だろう。

 デスクやチェア、カメラまで整えたら、次はマウスやモニター、ライト。紹介しきれなかった便利グッズも多数ある。今ある困りごとにもっとも対応したガジェットは何か。じっくり吟味して、モチベーションのあがる環境づくりをしてほしい。

■TETSUYA
インタビュアー兼ライター。ビジネス系から旅、スポーツ、時事と守備範囲は広い。Twitterでは聞く力を伸ばすコツを発信。ツイッター:@tetsu_hachi、note:note.com/tetsu_hachi

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる