川口春奈、スッピンからメイク完成までを1分の映像に ショート動画で切り拓く新たな可能性

 女優・川口春奈の「YouTubeショート」が依然として好調だ。

 「YouTubeショート」は、2020年9月からYouTubeに実装された新機能。再生時間は60秒以内で、スマホでみられることを前提にしたアスペクト比「9:16」の画面を特徴とする。

 今までは広告収益が発生しなかったYouTube ショートだが、5月11日、「YouTube Shorts Fund」という1億ドル(約109億円)のファンドが創設されたことで風向きが変わった。毎月、優れたコンテンツを供給した動画クリエイターに報奨金を支払うという同ファンド。審査方法や報奨金を獲得するための条件など詳細は不明だが、いずれにしても、YouTuberにとって創作の幅が広がることは間違いない。

 実際、既に多くの有名YouTuberがYouTube ショートを活用し始めており、芸能人YouTuberたちの中にも、ちらほらと、このフォーマットに則ったショートムービーを投稿するタレントが現れている。

 川口春奈は芸能人YouTuberの中で、もっともYouTube ショートを使いこなしている一人といっても過言ではない。

 初めてのYouTube ショートとなった、5月9日公開の「【未公開カット】実家であくびが止まらない川口春奈」と題した動画は、427万回再生を記録。続く、5月12日に公開した「人生初のバッセンでまさかの出来事が! 調子に乗りすぎました…」と題した動画は247万回再生、5月30日に公開した「【川口春奈】ビリビリで痙攣」と題した動画は99万回再生と、再生回数のアベレージは極めて高い(再生回数は6月4日時点)。

 6月2日には「【川口春奈】すっぴんからメイク完成」と題した4本目のYouTube ショートが公開された。本動画は、川口がメイクする様子を早回し再生して52秒にまとめたもの。すっぴんの状態からベースメイクをして、眉毛を書き、アイシャドウ&アイラインを引く。その後、ビューラーでまつ毛をあげて、リップを塗り、ヘアセットをして完成となる。この何気ないメイク風景が、ハイセンスなBGMとテンポ感のある編集、そして、川口のビジュアルが相まって、“魅せるコンテンツ”へと生まれ変わっている。

【川口春奈】すっぴんからメイク完成 #Shorts

 特筆すべきは、川口によるYouTube ショートのいずれもが、過去に公開した動画の一部を抜粋し、再編集したものであるということ。現在、TBS系連続ドラマ『着飾る恋には理由があって』の主演を務めるなど、女優として多忙を極める川口が、YouTubeでの活動に割ける時間は限られている。事実、5月16日に公開した動画では、「最近ドラマの撮影に連日追われているので、撮影の合間の楽屋でお届けしております」と言い、メイク担当のスタッフにヘアセットをしてもらいながら、10代の頃の自分が誌面を飾る雑誌『ニコラ』のバックナンバーを振り返るという企画を行っていた。

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