『恋ステ 2021春 Tokyo』第8話ーー告白前夜にえりやの気持ちに変化が!「今一番気持ちが強いのは……」

『恋ステ 2021春 Tokyo』第8話レビュー

 告白前日の遊園地よみうりランドでの後半戦からスタートする。えりや(栄莉弥)はあみ(ロバーツ亜未)との2ショットで、「自分の気持ちがわかんなくなってきちゃってる」と不穏な雰囲気を漂わせたが、その後のメイ(若菜メイ)との2ショットでは一変。

 メイとの軽井沢での中間告白デートを受けて、えりやの中では気持ちの変化があったようでだ。「今はメイに対する気持ちの方が(あみより)強いと言う。軽井沢で気持ちを伝えてくれたのが嬉しくて、恥ずかしがっている姿も可愛かった」と、やはりあの帰り際の振り向きざまの「めっちゃ好き」が食らったようで、これまでの「あみ優勢」の気持ちがひっくり返ったのだ。さらにその証明として「好きになったら着ける」と約束した、メイのプレゼントであるブレスレットがえりやの腕におさまっていた。めいに会いに行けるチケットを譲ったあみからすれば、この事実はかなり痛い展開だ……。

 「スキンシップで仲をより深めたい」とさむ(高橋沙武)はのあ(園田乃彩)をジェットコースターに誘い、落下ポイントで自然に手を握る。ジェットコースターを降りた後も手を繋ぎ、「(現時点で誰に気持ちがあるか)迷っている、時間がない」と焦る彼女に「ゆっくりでいいよ。決められないこともあると思うし」と伝えた上で、「たいしゅう(末松太州)より絶対想いは強いからずっと一緒にいたい」と想いを伝えた。こうき(明石光輝)、たいしゅう、さむの3人が猛烈なアピール合戦を展開する目まぐるしい状況で、のあは未だ誰かを選びきった様子はみせていないが、この戦いを制するのは誰なのか。

 告白前夜、東京の夜景が見えるテラスで告白前最後のアピール合戦が始まる。まず動いたのははるゆき(松井晴幸)だ。メイの気持ちがえりや一択だと感じつつも、一向に攻めの手を緩めないはるゆき。「もし(気持ちが)えりやの方にいってるんなら、今日と明日でサヨナラホームラン打とうかなって思って。めっちゃ好きやねん」とストレートに一生懸命本気度を伝える。自分に相手の気持ちがある可能性が低い中、ここまでグイグイアプローチをするのは勇気がいる行為であり、誰しもができるわけではない。

 えりやは、その間少し離れたところで1人になって考えていた。のあ同様、複数人から真剣で強い想いをぶつけられているのである。軽い気持ちで決断を出してはいけないと悩むのも当然だ。そこに、すみれ(丸山純怜)が勇気を出して声を掛け、2ショットに誘う。『恋ステ』お馴染みのアートアクアリウムに向かい、ハンカチのプレゼントを渡した上で、「これ以上悩ませたくなかったから自分の気持ち言うのやめようかと思った」とした上で、「めっちゃ好きだなって思った」と初めてストレートに自身の本心を伝えた。

 会いに行けるチケットを決める際にもそうだったが、自分だってえりやが好きで会いにいきたいはずなのに、誰よりも周りの気持ちを優先していたすみれ。そんな彼女の謙虚ながらも最後だからと勇気を振り絞った姿は清々しく素敵だった。

 同じく、自分に気持ちがない可能性が高い相手に想いを伝えたのはうたな(詩菜)だ。こうきとの思い出を振り返り「めっちゃ好きなの」と伝える。相手が「俺も」と言ってはくれないとわかっていながらもちゃんと想いを伝え続けるうたなの姿は、またとても切なくも健気な彼女の魅力を十分現していた。

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