『今日好き。春桜編』3話ーー「めっちゃ嫉妬した」「こっち見て」「手、貸して」みやびの猛アピールにひかるは……?

『今日好き 春桜編』3話レビュー


 今回の旅も折り返しを迎え、現在はグループ別行動で離島デートを楽しんでいるゆうのすけ(深堀裕之賛)、ひな(大西姫菜)、ひかる(熊川輝)、みゆ(山崎美優)の4名。ゆうのすけとひなは、お互いが両想いと気付きながらそれを探り合うなど、恋愛における最も甘い時間を過ごしているようだ。ここではシャイで無口な2人が、絶景のビーチを背にシーソーでシュールに遊ぶ、やや情報量の多い光景に視聴者は戸惑ったかもしれないが、大きな動きがないということは、それほど彼らの関係性が安定している証拠なのだろう。ここはもうカップル成立間近か。

 そのまま、2人はひかる×みゆに合流し、記念に写真を撮ることに。だが、ひかるがインカメラを起動し、スマートフォンを構えた瞬間、まさかのLINE通知が。相手はもちろん、みゆのライバルであるみやび(岩瀬みやび)。第2話でも同様のシーンを見ているだけに、みやびの狙いすましたかのようなタイミングのよさに背筋をヒヤリとさせられる。『春桜編』からメンバー全員に渡されているスマートフォンだが、ひかるがここで「一回返信させて」と会話を中断したように、その場の流れをリセットし、現実にすっと引き戻すような能力を秘めているようだ。今回の旅全体に与える影響もますます計り知れない。

 対して、グループ別行動のショッピング組では、マリサ(浅井マリサ)がライバルのにいな(藤原虹七)に続き、りおん(畠山理温)と2ショット。マリサは早くも手繋ぎを求めるのだが、りおんはこれに普通の手繋ぎで応じる。にいなとは、恋人繋ぎをしたはずなのに……。ただ、この後にアクセサリーを手作りして交換する場面では、「好きな色しかないもん」「センスの塊」と、相手を立てるマリサの言葉にりおんも心をほだされる様子だった。


 そんなりおん×マリサ×にいなの三角関係は、宿泊先で夕食を取る場面でも炎が消えない。ここでは、マリサがりおんに“あ〜ん”で食べさせるなど、高校生とは思えぬ大胆な戦法に。また、食後に花火を楽しんだ際にも、りおんとにいなが2人きりの場面を見て「一緒にしたい!」とすかさずに入り込むなど、マリサの“絶対に逃がさない”という強い執念と純粋な恋心が伝わってくる。

 さて、肝心のりおんは、まだ彼女たちの間で心が揺れているとのこと。花火の後、にいなと2ショットをした際には、彼女が自身を慕う理由を解説されて、ますます真剣に思い悩むばかり。にいな曰く、しっかりと相手の目を見て、正直な想いを言葉で表してくれるりおんに好感を抱いたという。しかしそれらはマリサのりおんに対するアタックにも共通し、彼の心を絶賛突き動かし中ではあるのだが……。

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