『格闘DREAMERS』episode1~4ーー那須川天心がコーチとして参加! 選手たちを鼓舞させた熱い言葉とは?

『格闘DREAMERS』episode1~4レビュー

 夜になり、すべての練習が終了。現場にかけつけたGENERATIONS/THE RAMPAGEのメンバーたちが、「格闘サポーター」として参加者たちに声をかける。

 最終試験はMMA(総合格闘技)ルールで行う5分2ラウンドのスパーリング。この勝敗が合否に大きく影響することは間違いない。

 コーチの岡見が「疲労もケガもあると思うけど、今回の試合はなんの言い訳もできない。強いものが勝つ」と言い切り、立ち会い人となった数原も「人生のなかで、こんなチャンスに巡り会えるの機会はなかなかない。掴むか、逃すか」と参加者たちに覚悟を問いかけた。

 ケガを負ってしまった源、山本は不参加となり、計15人で最後の闘いに挑むことなった。

 最初の組み合わせは最年少16歳の鈴木崇矢と極真空手10年のキャリアを誇る山内渉の対戦。合宿中、毎日この組み合わせで試合をしており、すでにライバルとして意地が芽生えはじめている。

 試合が始まると、長い手足を活かした打撃が得意な鈴木が猛然と襲いかかるが、山内は距離を詰めて引き込み、そのまま三角絞めの態勢に。ほんの数秒で鈴木の意識が遠のき、レフェリーストップで山内が勝者となった。


 崩れ落ちるように悔し泣きする鈴木は「これがいまの実力。絶対に強くなります」と誓った。

 第2試合は、脚を痛めながらもランニングに参加した“遅咲き九州男児”安永と、複雑な家庭環境で育ち、「自分の格闘のバックボーンはDV」と言い切る漆間將生の対決。

 漆間は前日の試合で左腕を亜脱臼していたが、安永は痛めている箇所を責めない優しさを見せた。

 第1ラウンド、ラスト30秒で機敏に動いた漆間は腕十字を決め、そのまま一本勝ちをもぎ取った。

 3試合目にエントリーされたのは、ボクシングの東洋太平洋ランカーの入口裕貴。対する柳田龍彌も元ボクサーで、13歳年上の妻と幼い息子のためにも勝利を目指す。
 
開始ともに柳田がキレのよいキックでラッシュを仕掛け、ワンツーのフックを喰らった入口がフラッシュダウン。柳田の勝利となった。

 柳田は「殺す気で行きました。足が壊れてもいいと思った」と興奮気味に語り、負けた入口は「悔しい。ボクシングだけじゃ通用しない。これが今の実力」と唇を噛み締めた。

 続いては注目の対決、中村倫也VS齋藤奨司。中村はU-23レスリング世界選手権に優勝、その経験と実力からすでにLDH martial artsと契約しているエリート格闘家。対する齋藤はボクシングを経て、大手企業に就職するも、すべてを捨てて格闘家の道へ舞い戻り、プロ修斗、RISEにも参戦しているという注目株だ。


 齋藤は面接の時点で「倫也とやりたい」と公言。「一番強いやつと戦って、勝ったら俺が一番強い」と豪語していた。

 試合は、中村が飛び込みながらのスーパーマンパンチを放ち、ひるんだ齋藤のバックを取る。腕を取る動作からマウントポジションに移行し、最後は肩固めで斉藤がタップアウト。

 「何もできなかった」と、齋藤は肩を落とした。

 5試合目は、ボクシング高校6冠のストライカー、宇佐美正パトリックと、レスリング国体5位、グラップラーの岡田達磨という注目のマッチアップ。

 ハーフで派手な顔立ちのパトリックに対して、自ら「目立つほうではない」と認めるいぶし銀の岡田と、性格的にも対照的なふたり。

 試合はひたすらタックルを仕掛ける岡田と、なんとか抜け出すパトリックという緊迫した展開で、観戦していたメンディーが「『うさぎとカメ』のような試合」と評する好勝負に。

 ブレイク後、出会い頭にパトリックが手で岡田の首を締めるような形でギロチンチョークを仕掛け、そのままレフリーストップとなった。

 このフィニッシュに対し、岡見が「いまのは本当は反則」と指摘。高谷は両者に確認を取り、3分のインターバルを取ってからの再戦が決まった。

 次回は、この再戦からスタートし、残る全ての対戦を放送。そして、ついに二次オーディションの脱落者が発表される。

■番組概要
『格闘DREAMERS』
配信日時:毎週土曜夜9時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/139-120?s=139-120_s50

(C)AbemaTV

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