ポストコロナで市場規模9兆円超え? インド経済の驚異的成長支えるAI業界の健闘

インド経済支えるAI業界の健闘

 業務提携の話も着実に進みつつある。最近では衛星画像(解析・サービスを含む)を提供するAirbus傘下の地理空間デジタルプラットフォーム「OneAtlas」が5日、バンガロールに拠点を置くスタートアップHyperVergeと業務提携を締結したと発表。Airbusの超高解像度光学衛星「プレイアデス」や「SPOT」衛星の変化を自動で解析するアルゴリズムの提供をもって衛星画像のAI解析を統合する方針だ。2019年に「OneAtlas」を立ち上げて以来、Airbusの宇宙部門「Airbus Defence and Space」にとって初の業務提携となる。

 新型コロナウイルスが猛威をふるう前、米中摩擦が加速化するなかで、インドのモディ首相は米アップルをはじめとする世界の有力企業の生産拠点を中国からインドへ移転させる計画を持ちかけていた。米中摩擦、その後のコロナ禍をチャンスと捉えたインドは、ポストコロナにおいて世界を代表するテクノロジーの一拠点として、目覚ましい発展を遂げていくことであろう。

(画像=Unsplashより)

■大澤法子
翻訳者、ライター。AI、eスポーツ、シビックテックを中心に動向を追っている。

〈Source〉
https://www.thehindubusinessline.com/news/pandemic-accelerated-global-companies-to-adopt-ai-tech/article33660154.ece
https://www.nasdaq.com/articles/the-fastest-growing-trillion-dollar-economies-in-2021-2021-02-05

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