忘れたくないのは用事だけじゃない 新たな『リマインダー』アプリ活用術

用事だけじゃないリマインダー活用術

 最後にお勧めしたいのは、「日常の注意」リストだ。この「日常の注意」リストに筆者がしまっているのは、人に紹介するのは少し恥ずかしいような、日常生活で個人的に気を付けたいことに関するリマインド、である。

 筆者はYouTubeで韓国系クリエイターのモッパン(おいしそうな食べ物を食べる動画)を見ることが趣味だ。しかし、日本と韓国とでは食べる時のマナーが違っており、日本では口を閉じて食べるのが良しとされるが、韓国ではくちゃくちゃ言わせて食べるのが一種の「美味しい」の表現であるそうだ(口を閉じて食べる韓国のYouTuberもいる)。最初は気になったのだが自然と慣れてしまい、ある日ご飯を食べている時に「くちゃくちゃ食べるようになったね、どうしたの」と指摘されてしまった。そこで私は、毎日お昼の12時に「くちゃくちゃ食べしない」というアラームが鳴るように設定し、リマインドが来るたびに「気をつけなきゃ」と思うようになった。しばらくして「元に戻ったね」と言われ、しつこいリマインドのおかげで癖を直すことができた。

 このように、直したい癖や習慣づけたいことを、毎日、2日に1回などリピート回数を決めてリマインドすることで、生活リズムを整えるのに役に立つ。したがって、生活習慣を改めたいと思い悩んでいる人には、日常生活の中で気をつけておきたいことをリマインドさせることをお勧めする。

 今回紹介したように、iPhoneの『リマインダー』アプリにはさまざまな活用法が存在する。使いこなせば使いこなすほどオリジナルの活用法が生まれていくし、そのせいでバージョンアップ時に悲劇が起きてしまう可能性もなくはないけれど、iOS14は個人的に使い勝手が良くなったように思うので、これを機に“リマインダー生活”を検討してみてはどうだろうか。

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