iPhoneとApple Watchを同時充電可能な「MagSafeデュアル充電パッド」まもなく登場 iPhone 13で完全ポートレスへの布石か

iPhoneとApple Watchを同時充電可能な「MagSafeデュアル充電パッド」まもなく登場 iPhone 13で完全ポートレスへの布石か

 iPhone 12の発表とともに登場したMagSafe充電器に、早くも姉妹品が誕生するようだ。この製品の登場は、単なるApple純正アクセサリの追加というよりは、Appleが今後進むある方向性を暗示しているのかも知れない。

折りたたんでコンパクトに

 2020年11月10日時点で、Apple公式サイトには「MagSafeデュアル充電パッド」がアクセサリのひとつとして並んでいる。リリース日は明記されていないものも、「まもなく登場」と赤字で表示されており、価格は14,800円である。同アクセサリのウェブページには詳細な解説はないものも、掲載画像からiPhoneとApple Watchを同時にワイヤレス充電するデバイスであることがわかる(トップ画像参照)。

 MagSafeデュアル充電パッドに関しては、Apple専門ニュースメディア『9to5Mac』が7日にその仕様を報じている。その記事によると、同アクセサリのiPhoneを充電する部分はQi(チー)規格に対応している。そのため、iPhone 12だけではなくiPhone 8以降のすべてのiPhoneの充電が可能だ。

 同アクセサリのウェブページには、ふたつに折りたたんだ画像も掲載されている(下の画像参照)。折りたためば、簡単に持ち運べるような大きさのようだ。掲載画像からは、同アクセサリをコンセントと接続するためのケーブルも確認できる。9to5Macの記事によると、このケーブルは1メートルの長さのUSB-C – Lightningケーブルであるそうだ。

Apple公式サイト「MagSafeデュアル充電パッド」ページより
Apple公式サイト「MagSafeデュアル充電パッド」ページより

 さらにテック系YouTubeチャンネル『DailyUse OS』には、同アクセサリの試用を収録した動画が公開されている。この動画を見れば、前述の仕様が実際に確認できる。

YouTube「AppleDsign Apple Magsafe Duo Charger Hand On 😍」

 以上のようなMagSafeデュアル充電パッドの正式発表は、日本時間11月11日未明に行われるAppleイベント「One more thing」で行われる可能性がある。既報のように、同イベントはAppleシリコン搭載MacBookが発表されると予想されている。

新たなアクセサリ市場誕生の予兆か

 MagSafe充電器とMagSafeデュアル充電パッドが立て続けに発表されるのは、単なる偶然なのだろうか。CNETが8日に公開した記事では、MagSafeシリーズの登場は単なる偶然ではなく、Apple製品からLightningケーブルを一掃する布石だと論じられている。

 Apple製品に関わるアナリストたちのあいだでは、MagSafe充電器が先鞭をつけたLightningケーブル一掃の動きに対して、さらに来年発表されるiPhone 13(仮称)のProモデル2機種の完全ポートレス化が後続すると予想されている(iPhone 13のモデル体制については後述)。既報のように、EUではUSB-Cケーブルによる充電機構の実装を求めるユニバーサル充電規格が決議されたが、MagSafeシリーズがUSB-Cに対応すれば、この規格はクリアできるだろう。

 CNETの記事は、MagSafe充電器はさらにiPhoneアクセサリの新たな経済圏の誕生をも暗示していると論じている。同アクセサリは、iPhone 12/12 Proに磁力によって付着する。この磁力による付着は、充電器だけではなくゲームコントローラー、カメラグリップ、自撮り棒、さらにはiPhoneの持ち方や操作方法を変える可能性のあるワイヤレス充電器をも誕生させる可能性があるのだ。そして、磁力付着対応のアクセサリが増えてくれば、新たにマグネットアクセサリ市場が形成されるだろう。

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