フォートナイトがiOSに帰って来るかも ただし、GeForce NOWのSafariストリーミング経由で……

フォートナイトがiOSに帰って来るかも ただし、GeForce NOWのSafariストリーミング経由で……

 直接支払いシステムが実装された後にアプリが削除されるにいたった“フォートナイトの乱”勃発以降、iOSデバイスでプレイできない人気バトロワゲーム『フォートナイト』が再びプレイできる可能性が出てきた。しかし、以前のようなゲーム品質は望めないかも知れない。

復活するかも知れないものも……

 Apple専門ニュースメディア『9to5Mac』は5日、フォートナイトがGeForce NOW経由でプレイできるようになると報じた。GeForce NOWとは、大手GPUメーカーのNVIDIAが提供するクラウドゲームサービスである(同サービスの詳細は後述)。

 NVIDIAは、8月頃から同サービスをiOSデバイスに提供できるようにする開発に取り組んでいた。そして、ウェブブラウザのSafariを使って配信ゲームのプレイ画面をストリーミングすることによって、iOSデバイスでのプレイを可能にした。こうしたSafari経由での同サービスの提供は、今年の年末にも開始するようだ。

 以上のニュースを報じたBBCの6日付の記事では、Safari経由でフォートナイトをプレイすることに関する懸念事項をふたつ挙げている。ひとつめは、iOS版フォートナイトが同サービスの配信ゲームから削除される可能性があることだ。昨年の12月には、何らかの理由によりAndroid版フォートナイトが同サービスから一時的に削除された。この事例から、何らかの理由で特定のプラットフォームの配信ゲームが削除されるという事態は起こり得ると言える。

 ふたつめの懸念事項は、かりにSafari経由でiOS版フォートナイトが配信されたとしても、ラグ(処理遅延)が発生する可能性が高いことだ。前述したようにSafariでのストリーミングという処理を経てゲーム画面を描画するので、他のプラットフォームでのプレイと比較して処理が多くなってしまう。フォートナイトのようなシューティングが重要なゲームにおいては、一瞬のラグが勝敗を分けてしまうことがあるだろう。

日本ではSoftBankとauが提供

 以上のようなiOS版フォートナイトのニュースで注目度が上がったクラウドゲームサービスGeForce NOWは、大手GPUメーカーのNVIDIAが提供している。同社はGPU製造に加えてクラウド&データセンター事業も手がけており、こうした技術は同サービスの運営に活用されている。対応プラットフォームはWindows PC、macOS、そしてAndroidである。Android版に関しては、Razer Raiju Mobileをはじめとした各種ゲームパッドにも対応している。

 日本における同サービスの提供は、SoftBankとauがアライアンスパートナーとなって行っている。月額料金は1,800円で、新規ユーザには無料トライアル期間が設けられる。月額料金でプレイできるのは無料ゲームのみであり、有料ゲームに関しては月額料金とは別にゲーム購入料を支払う必要がある。無料ゲームとしてプレイできるタイトルはフォートナイトのほか、Counter-Strike: Global Offensive、Dauntlessといった人気ゲームがある。

 同サービスがSafari経由でiOS版フォートナイトを配信した場合、フォートナイトのプレイ自体は無料ではあるが、同サービスの月額料金として1,800円を支払う必要がある。その一方で、アプリの審査を通さないのでプラットフォーム使用料を支払うことなくV-Bucksが購入できるようになるかも知れない。

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