犬用自撮りスポット、歯から作った楽器……海外発明家YouTuberの“ワクワク”を与えてくれる動画たち

海外発明家YouTuberが届けてくれる“ワクワク”

自作のシャコを神妙な面持ちでみつめるシモーヌ(シャコのコスチュームを作るより)
自作のシャコを神妙な面持ちでみつめるシモーヌ(シャコのコスチュームを作るより)

 なぜシモーヌは「役に立たない」発明を続けるのだろうか?

 彼女は役に立たない発明の意義について「最善の答えがわかっていなくてもそれを認め、問いかけること」(シモーヌのTEDトークより)と答えている。

 発明品を制作する時、シモーヌはいつも楽しそうだ。だが、昔は失敗することを恐れ、いつも人の目を気にしていたという。

 その思考から抜け出せたのは、ソフトウェア開発を独習した経験がきっかけだそうだ。難易度の高い独習へのプレッシャーに打ち勝つために、成功を目指すのではなく、あえて失敗するであろうものを作ることを目指した。

 その結果、初めて不安を気にかけずに好きなことに取り組め、純粋に自分の楽しみを追求できるようになったと語っている。(シモーヌのTEDトークより)

 誇りを持って「クソみたいなロボットの女王」を自称するシモーヌ。人は役に立つものだけでは生きていけない。彼女の動画は、忙しい日々で磨耗しがちな「ワクワク」、純粋に楽しみを追求する喜びを思い出させてくれるかもしれない。

■日比生梨香子
英国の大学を卒業後フリーライターになりました。山口百恵ファンです。サブカルチャーに関心があります。@highrika1212

〈Source〉
シモーヌのYouTubeチャンネル
シモーヌのTwitter
https://www.youtube.com/watch?v=rvG6V_BXsTE
https://www.youtube.com/watch?v=yQSh1MWIdVU
https://www.youtube.com/watch?v=ab47XHidvwQ&t=218s
https://www.youtube.com/watch?v=c0bsKc4tiuY
https://www.wired.com/story/simone-giertz-build-what-you-want/

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