iPhoneでスキューバダイビングの写真撮影が可能に? Appleが特許取得

iPhoneでスキューバダイビングの写真撮影が可能に? Appleが特許取得

 Appleが、iPhoneを水中で活用する可能性を模索していることが明らかになった。

水深18メートルで画像をキャプチャできる防水仕様

 『Patently Apple』は、Appleが水深最大約18メートルの水中イメージング機能を搭載したiPhoneの特許を取得したと報じている(参考:https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2020/09/apple-wins-a-patent-for-a-future-iphone-with-under-water-imaging-capabilities-in-up-to-60-foot-depths.html)。

 米国特許商標庁は、新たにAppleが取得した63の特許を公開した。2017年第3四半期に出願されたものだが、その中に水中での写真撮影に関する機能も含まれているという。

 iPhoneは水深2メートルで作動するが、Appleはそのおよそ10倍を目指しているようだ。

 Appleの特許は、水中の物体の画像をキャプチャできるイメージセンサーを提供する防水iPhoneについて記している。この特許に記載されているiPhoneは、理論上は水深約18メートルまで機能するため、スキューバダイビングの写真撮影にも使用できるようになるだろう。

水中は光が緑がかる傾向、水陸両用のカラー補正機能を搭載

 水の吸収スペクトルにより、水中の光は緑がかる傾向があるため、“潜水iPhone”の制御回路は、カラーバランス操作や周囲の照明の変化を補正する他のをアクションを実行する可能性があるという。周辺光センサー、深度センサー、距離センサー、方位センサー、発光・検出デバイス等を使用して、カラーバランス調整など水中画像の調整を行う。

 水上および水中の環境光スペクトルの測定を行うカラー周辺光センサーも搭載される可能性がある。画像のコントラストを調整する際には、水の濁度測定やイメージセンサーと水中オブジェクト間の距離に関する情報を使用する。

 Appleはさらに、そのデジタルカメラには自動ホワイトバランス機能が搭載され、キャプチャした画像に、例えばニュートラルな画像の色調がニュートラルに見えるように色補正を適用し、画像の色が目に心地よく見えるようにするという。

 もし、このような水中設定を行わずに通常のカラーバランスを水中で適用した場合、その緑色の光は、芝生や森と混同され、適切なカラーバランス調整が行われないという。これらの欠点は、iPhoneのセンサーやその他のデータ収集機能を使用して、水中の周辺光コンディションの特徴を把握し、対策を講じることで解決できるという。

 また、水中は化学物質、プランクトン、その他の物質で濁っており、画像コントラストの低下につながる可能性があるという。したがって濁った水が原因でキャプチャされた画像のコントラストが失われている場合は、コントラストを強化して補正を行う。

 Appleは、特許を単一のデバイスに限定することはなく、この特許も例外ではない。iPhoneが中心的なデバイスの一方で、Appleはこのテクノロジーが将来的にApple Watchやスマートグラス等にも適用できるとされている。

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