iPhone 12周辺も変化が目白押し 「Apple初のヘッドフォン」「iOS 14プライバシー大幅強化」

iPhone 12周辺も変化が目白押し

アプリのトラッキングを停止可能に

 iOS 14といえば、他にも、近々、大きな動きがある。Appleは、新しいプライバシー機能を今秋、iOS 14で実装する予定だったが、開発者が変更に対応するための期間を設けることになった。

 この機能については、モバイル広告を収益の柱とするFacebookも懸念していると『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/2020/9/3/21420176/apple-ios-14-tracking-permission-rule-developers-delay)。

 2021年初頭からは、開発者は、ユーザーをトラックする許可を得る必要があるという。ユーザーはアプリごとに許可するか設定をすることで、プライバシーをより強化することが可能になる。

 多くのユーザーは許可しないと予想されており、Facebookはこの機能が広告ネットワークに深刻な影響を与える可能性があるとしている。ユーザーの計測と識別に使用され、ターゲット広告を可能にする業界水準のIDFA(広告識別子)が役に立たなくなるからだ。

 Appleは、デジタル・モバイル広告業界を敵に回す意図はないが、そのプライバシー機能は、最近導入した最もアグレッシブなiPhone関連の開発者ポリシーの変更の1つだと同メディアは指摘する。

 広告業界にとっては、解決しなければならないヘビーな課題だが、データを収集されずにそっとしておいてほしいと考える一般ユーザーにとっては、大きな改善といえるだろう。

(画像=MacRumorsより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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