オンラインゲームの終末に新たな価値を 『PSO』シリーズの功績と新作への“引継ぎ”発表から考える

オンラインゲームの終末に新たな価値を

サービス開始以来さまざまなチャレンジを続けてきたPSO2

 今回の『PSO2:NGS』の発表はとことんまでユーザーの目線に立ったものであるのと同時に、シリーズの新たな挑戦とも取れる。そもそも『PSO2』はこれまでも「境界を越えるRPG」としてさまざまな挑戦をしてきた。PC版で作成したキャラクターをスマートフォン向けアプリでも育成できたり、Nintendo Switchではクラウドゲームとしてサービスを提供したりとハードや配信方法の垣根を越えた展開を続けてきたのである。そんな挑戦を続けてきた『PSO』シリーズの開発者だからこそ、今回のような提案をできたのかもしれない。

 オンラインゲームはこれからも新しいものが登場するし、永遠にサービスが終了しない作品はあり得ないのかもしれない。しかしながら、今回の『PSO2:NGS』の発表は、これまでの「オンラインゲームのサービス終了=プレイヤーキャラクターの寿命」という図式を覆したものといえるだろう。『PSO2:NGS』に続き、他のタイトルでも今回のような対応が行われるようになれば、ユーザーはもっとポジティブな気持ちでオンラインゲームの最期を迎えられるのかもしれない。

■坂田憲亮
愛知県の田舎で自由気ままに暮らすフリーライター。アプリやゲームなどエンタメ分野をはじめ、国内大手の各種メディアにて記事を執筆中。取材から撮影、Webデザインまで行う自称・マルチクリエイター。

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