オンライン婚活リアリティーショー『Love or Delete』最終話ーー浮気や生命保険に子ども……リアルな質問タイムを経て、カップル誕生なるか?

『Love or Delete』最終話レビュー

 運命の最終日のコンテンツは「女性からの質問タイム」。最終判断をするにあたり、聞きそびれていることがあれば全て解消できる時間だ。男性側も隠し事なしで答えなければいけない。

 丹羽咲絵から城前栄人への質問タイムでは、「結婚したら奥さんに家にいて欲しいのか、仕事をして欲しいのか」「今までの彼女を実家に連れて行ったことがあるか」といった質問の後に続いた「夢を追いながらどうやって生計を立ててるの?」は、おそらく結婚を前提とした付き合いになった場合、城前が年下ということもあり、最も気になったことだろう。番組の公式アメブロを見ると、丹羽の4日目の「五感」という投稿に、城前からプレゼントに添えられていた手紙を読んで泣いてしまったとあり、「これはもう、KOでしょう。」「感無量」などの言葉が並んでいた。

 続いて、山本麻貴から自見弘毅への質問タイムでは「子どもを育てるなら田舎がいいか、東京がいいか」「過去同棲していた彼女について」といった問いかけがされた。その後、山本から素朴な疑問として「(オンラインではなく通常の出会い方の場合)普段だったらどれくらいの期間で付き合おうってなる?」と聞かれた自見は「結構長い方だと思う」と回答。互いにリモート、かつ5日間という限られた期間での婚活のハードルの高さを、少し滲ませていた。

 中川杏奈は個別ではなく、林・高橋との3名での質問タイムを提案。結婚をするにあたって一番重要な条件として「浮気をされるのが嫌だ」と伝え、「もし浮気をした場合、バレないように墓場まで持ってってくれますか?」とド直球な質問。確かに初日の“運命の二択”で浮気はアリ・ナシについて「アリ」を選んだ2人。「浮気、バレたことありますか?」と重ね、2人から非常に素直な回答を引き出していた。

 その後も「結婚したらすぐに生命保険入ってくれますか?」「今後もっと好かれるために私は何をしたらいいですか?」など、どこよりも生々しい質問が投げられていた。

 質問会を終えた後の男子会では、「今日の質問は怖かった」と、一気に現実を突きつけられたようだった。一方、女子会ではもっぱら「時間が足りない」と3人が口を揃えた。女性の方が現実的、かつ結婚を見据えた付き合いを考えていることが、よくわかる一連の流れだった。

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