人気YouTuberふくれなが語る『ドブ女の逆襲』に綴った赤裸々な思いと“逃げ道を作る大切さ”

ふくれな『ドブ女の逆襲』インタビュー

カップル円満の秘訣は「思っていることはちゃんと言う」

――この本を通じて、改めてM君との出会いがふくれなさんの人生を変えるきっかけになったと伝わってきました。M君との出会いは偶然だったと書かれてはいましたが、振り返ってみてどうしたらM君のようなパートナーと出会えたのだと思いますか?

ふくれな:当時は恋愛したくないって思っていて。純粋に友だちとしていろいろ相談していたのがM君だったんです。もともと恋愛対象じゃないと考えていたけれど、“人としてめちゃめちゃいい人”って思う人を恋人にするっていうのは、いい選択だったなと思いますね。

――M君は恋愛対象ではなかった?

ふくれな:むこうからも友だちとして接してきていて、逆に異性として見られていなかったからこそ、仲良くなれたように思います。私、もともと外見とかタイプってそこまでなくて。むしろ、むこうが恋愛対象として私を見てくれているかどうかが、最初にあって。好かれたから、こっちも意識して好きになるみたいな。だから、友だちとして知り合って付き合うっていう流れは本当にM君が初めてでした。

――そんな友情から恋愛へと変わっていったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?

ふくれな:いろいろと相談していたときに、M君から「ヒマ電しよ」って積極的に誘ってきてくれたんで。もしかしたら、私よりも早く好きになってくれていたのかな……どうなのか全然わからないですけど(笑)。M君に好きになったタイミングを聞いても「覚えてない」って言われちゃうんで。

――それは照れでは?

ふくれな:ですかね(笑)? でも、「自分は先には好きになってない! 後や!」って言いはるんで。わからないんですけど。

――『えむれなチャンネル』の方では、リアルな喧嘩の動画もアップされていましたが、喧嘩をしながらも仲良く続く秘訣みたいなことはありますか?

ふくれな:自分がイヤだと思っていることはちゃんと言う、ですかね。怒りに任せてじゃなくて、「ここはこんな感じだったから、もうちょっとこういう風にしてほしい」とか。M君も私も、怒りのコントロールをしながら、相手に伝えるっていうのを身につけてきましたね。

――それはお付き合いする中で、身についていったのでしょうか?

ふくれな:はい、最初のうちはそれぞれが溜め込んで、お互いに無視して、爆発して、家を出て言って公園で“寒い……”ってなったりしていたんですけど、それが意味のないことだってわかって、徐々に年齢を重ねていく中で大人になっていったって感じですね。

――長年連れ添った夫婦でもなかなか難しいことを習得されましたね。

ふくれな:私たちの場合は動画を撮らないといけないので、喧嘩したままではいられない状況があるんですよね。これは今日のうちに解決しておかなければならない、っていう義務感みたいなのがあって。自然とうまいことやってる感じになりました。

――YouTuberカップルもたくさんいらっしゃいますが、憧れのカップルとして見ていらっしゃる方も多いように思いますが。

ふくれな:結構、付き合いが長いですからね。でも、「めっちゃ憧れられてる〜うちら!」とか自覚はないです(笑)。結婚して、子どもが生まれているYouTuberカップルもいるので、「まだまだだな」っていう感じですけど。

周りに流されない、自分なりの「可愛い」で生きてほしい

――本の中では、SNSとの関わり方についてもメッセージとして発信されていましたが、悩んでいる方が多くいるのを感じますか?

ふくれな:ネットがあるからこそ、LINE画面のスクリーンショットを晒されたりとか、信じてた人に裏切られたって悩んでいる人がすごく多いんですよね。人間不信になりやすい環境だなって思っています。便利ですけど、慎重に付き合っていかないといけないなと。

――それは怖いですね。

ふくれな:せっかく友だちと会ってるのに、しゃべることも気づいたら「インスタの誰々が可愛い」とか「いいねの数」とか、ケータイの中身の話になっちゃうんですよね。会ってる意味がなくなっちゃう。

――この本は、全体を通じてふくれなさんの「これまで」についてが書かれている中で、SNSとの付き合い方を書かれた章は「これから」を感じました。

ふくれな:そうですね。ネットといい距離感で付き合っていかないと、リアルがしんどくなっちゃうっていうのは、私を苦しめてきたコンプレックスにも通じていると思っていて。

自分の個性を出すんじゃなくて、誰かに認められることを一番にしちゃうと、やっぱり全然楽しくなくなっちゃうんですよ。自分の人生なのに。

――自分の幸せを、誰かに頼ったり、乗っかったりすると、ブレやすくなりますよね。

ふくれな:そうなんですよ。昔の私の考え方もそうでしたけど、ネットで広い世界を見ているようですけど、自分が選んで見ている部分って実はすごく狭くて。いつの間にかそのなかで、正解が1つしかないって思い込んでしまうんですよね。私も「可愛い」は二重で、一重はそうじゃないって決めつけちゃってて。いろんな可愛いがあっていいって、この本には込めたんです。いろんな意見をいろんな角度から受け止めることで、固定観念みたいなのがなくなればいいなって。もうちょっと自分の価値観を広めに持って、周りに流されない自分なりの「可愛い」で生きてほしいなと思っています。

――素敵ですね。最後に、ふくれなさんがこれから目指したい夢はありますか?

ふくれな:夢というか目標として、コスメとかメイク用品とか、顔についての何かに関わっていけたらいいなっていうのはありますね。服とかも好きですけど、やっぱり自分を一番変えてくれたのが、メイクだったので。多くの人に勇気を与えられるものを作っていけたり、発信できたらいいなって思いますね。

■商品情報

『ドブ女の逆襲』(宝島社)
著者:ふくれな
発売日:2020年6月12日
価格:本体1,200円+税
判型:四六判
ページ数 : 224P
ISBN : 978-4-299-00279-2

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