『今日好き 青い春編』第4話ーー2つの三角関係は明暗別れ、“のあ”も登場でクライマックスへ

『今日好き 青い春編』第4話レビュー

 今回の旅で初回から注目度抜群だったのが、後述する2組の三角関係。待ちに待ったイルミネーションを訪れた2日目夜には、そんな三角関係の片方にも、いよいよ決着の兆しが見えてしまったーー。

 まずは、永江梨乃(りの)をめぐる、木村伊吹(いぶき)と佐久間美波(みなみ)のライバル関係について。みなみはイルミネーション到着前に、彼を慕う粕谷音(のん)と2人きりのいちご狩りデートを楽しんでいたわけが、残りのメンバーと合流するやいなや、りのをツーショットに誘って先制パンチを仕掛ける。この切り替えの早さに、いぶきは呆然。のんも号泣するしかなかった。

 2人きりになったみなみは、お互いの名前の呼び捨てにはじまり、”普通”の手繋ぎから、りののクレープを齧るまで、その距離をどんどん縮めていく。「いぶきには負けたくない」と明かしていたみなみだが、ここまでは好調な流れだ。

 すると、りのから「遠距離でも続く自信ある?」と核心を突く質問が。自身が福岡在住だという不安感から、いぶきにも初日に同じ質問をしていたりの。これに対して、みなみは「したことないからわからないけど、自信しかないかな」と笑顔で笑い飛ばす。その答えに、りのは小さく肩を揺らして明らかに喜んでいた。最後には、「いぶきよりもみなみの方が話しやすい」という嬉しい言葉も引き出し、最終日の告白相手も「りのって決まってるから」とキメたところで、いぶきが登場した。

 いぶきがりのを連れ出した先は、観覧車。序盤から控え目ないぶきだったが、みなみというライバルが現れて、ようやく積極的な表情になってきたようだ。そしてみなみの時とは異なり、“恋人繋ぎ”を自然と交わしている2人。思えばみなみは、りののクレープに口をつけていたが、その逆のパターンは見られず。2人の男子の間で揺れ動くりのだが、みなみを意識したいぶきが、りのの前で「ライバルだ」と口にしたり、さらには「俺はでも、(りのに告白)行きます」と力強く宣言するシーンも。みなみのライバルはかなり手強そうだーー。

 そして話題は、もう一組の三角関係に。桑山隆太(りゅうた)は、ビーチでの“朝散歩”を楽しんだ山田なる(なる)とツーショット。少し強引に自身の上着を貸す男心を見せると、話は明日の告白に移る。告白を考えている相手について、なるが「だってわかってるよね? きっと」と好意を匂わせると、りゅうたも「お互いね」とはにかみながら応答。なるの「変わらないでね」という甘い一言にも、「変わらないよ」とりゅうたが自信ありげに答えるなど、今までにない彼の一面を目撃できた。

 そこに割って入ったのが、この日の朝にりゅうたとの“別れ”を決意した広瀬りな(りな)。またしても心変わりがあったのかもしれないが、彼女の「手繋いでもいい?」という提案を、「まだ付き合ってない状態だから、そういうのはまだ違うかなって」と、りゅうたは“ド正論”で跳ね返してしまう。それに負けじと、りなも「どうしたら振り向いてくれる?」と問いつつ、彼がなぜ自分ではなくなるを選んだのか探るも、その答えは「自分がリードしていきたい」というものだった。お互いの考える“積極性”がすれ違ってしまった、悲しい三角関係の終焉がそこにはあった。

 その夜にも、男女それぞれ様々な物語が。みなみは、いぶきを誘って意外なツーショットを披露。お互いの容姿やポジションを羨ましがりつつ、りのの本心が読めない悩みを共有しながら、最後には明日の告白に向けて健闘を称え合った。また、女子メンバーはくろがねさら(さら)の兄で、番組出演経験もある鉄篦啞(くろがねのあ)に電話を掛ける。その詳細こそオンエアにて確認してほしいが、全員が彼の言葉に間違いなく勇気づけられていた。

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