韓国No.1恋リア『HEART SIGNAL3』第3話ーー恋の矢印は“一極集中”も、終盤に波乱が……?

『HEART SIGNAL3』第3話レビュー

 まずは、前回までを軽くおさらいしよう。それぞれの職業が判明し、チョン・イヌはIT企業のエンジニアリングマネージャー、チョン・イドンは動物の模型を作る造形作家、イム・ハンギョルはブランディングディレクターだった。対する女性陣は、イ・ガフンが獣医大の学生、ソ・ミンジェが整備士、パク・ジヒョンが医科大学のインターンであることが分かった。それらの結果を反映した前回までのラブラインは、以下の通り。

《男性》
イヌ→ジヒョン
イドン→ミンジェ
ハンギョル→ジヒョン

《女性》
ガフン→イヌ
ミンジェ→ハンギョル
ジヒョン→イヌ

 ジヒョンとイヌが2票ずつを獲得することになったが、ラブラインはどう動いていくのだろう? ここからが、最新の第3話で描かれた内容になる。

 第3話のトピックスは、大きく分けて3つ。「イドンの切なさ」「ジヒョンの真意」「デート申し込みカード」だ。1つずつ、見ていこう。

 まず、「イドンの切なさ」について。今回は“イドン回”といえるほど、彼を中心に据えた内容になっている。まずは2日目のメールタイムから。イヌにはガフンとジヒョンからメールが届くが、イドンには1通も届かず……いたたまれなくなった彼は寝室を離れ、リビングで独り過ごすのだった。

 翌日、イドンはハンギョル、ジヒョンと3人で朝食をとることに。初日は、ジヒョンが気になっていたイドン。調理時間は貴重なアピールタイムだが、スマートなハンギョルにリードされ、曖昧な笑顔を浮かべるだけになってしまう……。その後、ジヒョンと買い出しに行くことになってようやく彼のターンが来たかのように思えたが、なぜかハンギョルもついてくることに。その後も決定打に欠けたまま、買い物は終了。落ち込みつつも、自主的にハウスの中を掃除し、料理の下ごしらえを行う“いい人”イドン。この行動が、最後に小さなサプライズを運んで来るのだった……。

 夕食時、ジヒョンが食事をこぼしてしまったことに気づいたイドンは、すぐさま立ち上がりティッシュペーパーを取りに向かう。負けじとイヌも追いかけるが、掃除をしているおかげで家中の物の配置に詳しいイドンに軍配が上がる。ジヒョンに御礼を言われたイドンは、思わず照れ笑い。後手に回り続けた男が、最後に少しだけ報われた瞬間だった。

 続いては、「ジヒョンの真意」。兄夫婦との会話の中で、彼女が意中の相手と2日目のプレゼント交換の際の裏話を告白する! 

 男性陣の印象を聞かれ、「ハンギョルさんは漫画から出てきたような美少年。服のセンスも褒めてくれる。イヌさんは色白で背が高い。ホッキョクグマにすごく似てる」と語ったジヒョン。「タイプなの?」と聞かれてはにかみながら、「彼、一重なの」と続ける彼女の表情からは、好きがにじみ出ているように見える。ただ、「イドンさんはすごく印象がいい。優しくて性格もいい。すごく気が合うし、恋愛の価値観が近い」とも語り、まだまだ断言は早そうだ。

 しかし、「気になる人はいる?」という質問にジヒョンは「2日連続で、その人の前でご飯を食べたの。何度も目が合ってドキドキした」と告白! さらに「プレゼントも好きになっちゃいそうだから、彼が用意してくれたものが分かってたけど、違うのを選んだ」と続ける。この発言から、ジヒョンがイヌを想い続けていることが確定。

 さらに、第2話でさりげなく自分のプレゼントがどれかアピールをしたイヌ(自分のプレゼントがどれかを男性が女性に伝えるのはNG)の作戦が、見事に成功していたことも判明する。当日は思惑が外れたかと勘違いし落ち込んでいたイヌだったが、実際はその逆だったのだ。

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