『さよならプロポーズ』シーズン2・第4話ーー“頼り甲斐のない男”に「結婚するって思えない」の声

『さよならプロポーズ』S2、第4話レビュー

 「結婚するって思えない」

 結婚願望のないミドリ(27歳)と、そんなミドリとどうしても結婚したいユウ(27歳)。メキシコ旅行3日目、ミドリはユウに対していまの思いをはっきりと述べた。

 俳優か結婚かで苦悩するリュウイチ(30歳)とユカリ(32歳)には、まさかのアクシデントが。メキシコ旅行3日目の朝、リュウイチは経験したことのない腹痛と吐き気に襲われる。それは、前日の夕食が原因の食あたりだった。リュウイチが診断を受けるときも、部屋で休んでいるときも、ユカリは心配そうに彼の体をさすり、優しく声をかける。リュウイチの様子が落ち着いたのを見て、ユカリは一人で外に出かけていった。

 メキシコに渡る前、ユカリは友人にリュウイチとの将来について相談していた。「お金より愛ってどうなんだろう」と話すユカリに、友人たちは「(お金に)不安な生活が続くと、そうも上手くいかない日々が出てくる」と意見した。ただ、ユカリに仕事を続ける考えがあると聞くと、「だったら自分が倍稼げばいいんじゃない」というアドバイスも。

 ユカリは、先祖代々シャーマンの家系だという女性のところへやってきた。リュウイチとの未来を占ってもらうためだ。女性は次々にユカリの過去を的中させていく。そんな彼女に、俳優を志すリュウイチとの結婚について相談すると、彼女は「あなたが仕事で成功し支える。足りない所は互いに補い合えばいいんです」と言った。

 旅行2日目、ユカリはリュウイチに「自分のせいで夢を諦めてほしくない」「産まない選択肢もある」と伝えていた。友人とシャーマンの女性は、ユカリが仕事をしてリュウイチを支える道を示した。彼女たちが示した道が、一人将来を考えるユカリの心に響く。

 一方、体調が良くなったリュウイチは、ユカリと連絡がとれず、もともと一緒に来るはずだったメキシコ国営の映画館へ出かけていた。「夢(俳優)を諦めて、普通に仕事したほうがいい」と言っていたリュウイチだが、俳優への思いは強まるばかりだ。映画グッズの店の出会った男性に「俳優」だと名乗り、店主から俳優たちがカフェで作品や演技の話をしていると聞くと、途端に目を輝かせる。俳優の血が熱くたぎるリュウイチだが、“結婚とお金”に答えは見つかるのだろうか。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる