ジャニーズが「無観客コンサート」と「手洗い動画」で見せた“いま世の中に為すべきこと”

ジャニーズが動画配信で見せた“社会貢献”

 そして、『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』の最終日には嵐が出演した。

 嵐はデビュー以来、ずっとファン・視聴者に寄り添い続ける存在だった。時が経ちそれは「自然体である」という嵐にとって最大の特徴となり、国民的アイドルとなった。

 その点はもちろん、今回も変わっていない。ファンに向けて、コンサートと同じように手を振り、煽っていく。二宮が叫んだ「これを見ているあなた! あなたの笑顔を我々は見たいんだ!」が、こんなにも観る人の心に響くのは、彼らがずっと傍にいたからに他ならない。ライブ配信後の「Wash Your Hands」も嵐バージョンになっており、この歌の後には実際にメンバーが手を洗う映像も配信された。嵐はずっと、寄り添って伝わることを大事にしてきた。だからこの映像が、嵐の取り組みがただのエンタメコンテンツではなく、行動変容を促し想いをしっかりと届けるものとなった。

 新型コロナで個人も企業もダメージを負う状況下で、ジャニーズが関わる人、企業に対して自分達に何ができるか・何をすべきかを基に動いてくれたことはとても大きいし、本当に意義のあることをしていると思う。これがジャニーズが背負う”公共性”だろう。

 耳に残った歌を口ずさみながら、行動を変えていこう。彼らの想いと共にあるためにも。

■布村壮太
ジャニーズとガンダムを愛するMENSA会員。ガチャは出るまで回す派。Twitter

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