『テラスハウス』東京編・第39話ーー修羅場を経て、“洋さん”の遺志を継ぐ新メンバー登場

『テラスハウス』東京編・第39話レビュー

 前回、花のプロレスの衣装を快が乾燥機にかけてしまったことから勃発した“コスチューム事件”。キッチンでひとり、花の帰りを待っていた快は、「本当に自分勝手だし、すごい子供」「ナメてたと思う、本当に」と真摯にお詫びの言葉を口にする。そのうえで、手持ちの金がないため2週間のバイトをしてコスチューム代を弁償したいと伝え、「もう一度、花と仲良くなれる……チャンスが欲しい」と言葉を絞り出した。

 これに対し、キャップを目深にかぶった花は無言でうなずき、「快は人を思いやれる優しい人間なんだから、もっと人と触れ合ったほうがいい」とアドバイス。コスチュームに関しては「もう元には戻せないのでしょうがない」としたうえで、「いろいろ考えてくれてありがとね」と締めくくる。今の花にとっては、これが快に見せられる精いっぱいの優しさだったのだろう。快は目を潤ませながら、2階に上がる花を見送った。

 快は早速、この件を男子部屋にいた二人に報告。どうやら花が許してくれたようだと、俊幸と志遠も一安心の様子。「今日の快は男子部屋を掃除したりグレープフルーツの皮をむいてくれたり、人を思いやれる行動が取れていた」と俊幸が励ましたが、このタイミングで快は突然の卒業宣言をする。「人生の中で大切なものってのは(スタンドアップコメディだと)分かったから、明日出たいと思う」と話す快に、俊幸と志遠は、驚きを隠せない様子だった。

 翌朝、快は完成させた自画像を花に手渡し、花以外の住人一人ひとりとハグを交わし、テラスハウスを出て行った。快がいなくなった後で「ハグはできなかった」と洩らす花。今はまだできそうもない快とのハグを、いつの日か交わしたいと口にした。

 その後、リビングでビビと夢がおしゃべりで盛り上がっている場面へ。そこでチャイムが鳴り、新しい入居者がやってきた。日焼けした肌に明るい髪色の玲生は、27歳のプロサーファーであり、実業家の顔も持つ男だ。サーフィンの試合やコンテストに参加する傍ら、イベントやアパレルの仕事をやっているという。かつてテラスハウスに出演していた湯川正人(プロサーファー)、中田海斗(プロスケーター)の幼馴染でもあるそうだ。

 夕方になり、玲生がキッチンに降りてくる。すでに夕飯を済ませたビビが「あの……全然、食べてもいいんだけど」と冷蔵庫を開けると、そこにはズラリと並べられた作り置きメニューの数々が。早速、興味を示した玲生のために、ビビは料理を作ることになった。できあがった手料理に感嘆の声を上げ、スマホに納める玲生。ビビから「“ビビ料理”いける?」と聞かれ「むしろ毎日食べたい」と答えつつ、何度も美味しいと言葉にする玲生に、ビビもうれしさを隠せず満面の笑みを見せた。

 その後、花、俊幸、志遠の3人がちょうど一緒に帰宅。玲生を囲んで新しい入居者の存在に盛り上がる。「プロサーファーって収入源は何になるんですか?」との俊幸の質問に「収入源はスポンサー」と答える玲生。玲生には13~14社ものスポンサーがついているという。

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