Appleの新型iPad ProはどこまでノートPCに近づいた? 

Appleの新型iPad ProはどこまでノートPCに近づいた? 

初の背面カメラ2つでAR機能充実、5G対応なし

 『TechRadar』は「Magic Keyboardには、従来なかった特殊なヒンジがあり、最大130度の視野角を調整できるが、価格設定については、最悪な部分」と辛口だ(参考:https://www.techradar.com/news/new-ipad-pro-2020-release-date-price-news-and-everything-you-need-to-know)。

 また、ProMotion 120Hzディスプレイは1年半前と変わっていないが、内部はより高速で、カメラは高度なAR機能に対応するとも評価している。

 AppleはiPad Proに初めて2つの背面カメラを搭載した。4Kで撮影し、映像をiPadで直接編集出来る。スキャナーは、最大5メートル離れたアイテムの距離を測定可能だ。カメラは、あまり気にしないという人もいるが、ARエクスペリエンスを重視する人にとっては、大きな改善となる。

 Cellularモデルは4Gバージョンであり、Samsung Galaxy Tab S6 5Gのように、5Gネットワ​​ークには接続できないことに注意する必要がある。同記事は「おそらくAppleが来年のiPad Pro 2021のために、5Gをとっておいているのだろう」と伝えている。

 AppleはiPad Proが大半のノートPCよりも強力になったと謳っているが、その主張を裏付ける根拠は何なのか、同記事はAppleに問う必要があるとしている。

 どちらが上か下かは別として、iPad Proがタブレットの機能を持ちながら、より一層ノートPCの様に使えるようになったことは、事実だろう。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる