新型コロナの影響でGAFAMが時価総額45兆円減 しかし非正規労働者に満額支払いの動きも

新型コロナで米大手企業に大打撃

仕事のニーズなくなっても、非正規労働者に満額支払い

 『CNN』は、テクノロジー企業の従業員に対する対応の方針について、詳述している(参考:https://edition.cnn.com/2020/03/10/tech/google-work-from-home-coronavirus/index.html)。

 Alphabet(Google)、Amazon、Facebook、Twitterは、世界中の従業員にリモートワークを推奨している。Microsoftも、本社のあるシアトルの従業員に在宅勤務を奨励し始めたという。

 Alphabetは、全世界で約12万人の正社員を雇用している。それに加えて時間給の非正規労働者や請負業者についても、新型コロナウイルスによる需要の減少で、たとえ作業の必要性が無くなったとしても、通常通りの報酬を支払うことを決定したという。

 また、Googleは対象外となっている非正規労働者が、新型コロナウイルスの影響で有給休暇を取得するための基金を設立すると発表した。

 米国の大手テクノロジー企業は、時価総額を大幅に落としながらも、いつ収束するかも分からない、この世界的な危機を乗り切るために、労働者を守ろうとしている姿勢が伺える。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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