ソニー『E3』2年連続不参加の理由は? 「焦点を当てるのに適切な場所ではない」発言から考える

ソニー『E3』2年連続不参加の理由は?

薄らぎつつある「発表会」の存在意義

 ESAは、一定の消費者向け要素を『E3』に導入し、双方を納得させようとしたが、成功は限定的だった。ファンは、ゲームをプレイするのに長蛇の列に並ぶこともあり、ビジネス関係者限定のエリアもあって、一般のアクセスは限られている。

 『E3』は歴史的に、大手ゲーム会社が重要な発表を行う場所として、世界的に大きな存在感を持っていた。しかし、ゲーム業界もインターネットでニュースや発表会を発信するなど、それぞれが直接ファンと繋がる方向へと変化したこともあり、発表会自体の存在意義は薄らいできている。

 そうした経緯もあって、SIEはイベントにファンの体験を重視するようになってきている。『E3』を含む巨大イベント側がそれに追随するか、業界向けに特化するのかは、ゲーム業界にとって2020年代の大きな注目ポイントとなりそうだ。

(画像=SIE公式サイトより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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