ヒナ・とおる、それぞれを巡る四角関係が激化 『月とオオカミちゃんには騙されない』第3話

『月とオオカミちゃん』第3話レビュー

 アトリエ作業、太陽LINEデート、買い出し、手料理……。恋は大きく動き出し、平穏な時間にも陰りが見え始めた。アトリエではあずさ(大原梓)が、打ち合わせを終えてみんなを集める。今回新たに発表されたミッションは、指定の布を使って女子メンバーがオートクチュール(型紙の段階から完全オリジナルの1点もの)を作ることだった。さらに完成したら、そのオートクチュールを身に纏い、『第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』のランウェイを歩くことが約束されている。一同は喜びや興奮と同時に、完成に向けての不安も感じていた。

 そんなアトリエには、しょうたろう(岡田翔大郎)の姿がない。どうやらしょうたろうは、俳優業の傍大学にも通っていていて、授業の時間はアトリエ作業を休んでいるようだ。しょうたろうが気になっているヒナ(Hina)は、どこかソワソワしているように見える。一方で、コア(Novel Core)から太陽LINEでライブに誘われた感想をりおん(岡本莉音)に聞かれたとき、ヒナは「唯一、同様にステージに立つ人として、その(アーティストの)コアを見てみたいなという気持ち」と曖昧な答えを口にしていた。今回のライブ次第で、しょうたろうとコアの立場が逆転する可能性もありそうだ。

 別のグループでは、あずさがナナ(加藤ナナ)とりこ(莉子)に、前回のルーク(岸本ルーク)との太陽LINEデートの真相について説明していた。あずさは「話してみたいというのはあったけど、あのときは(自分が)リーダー的な立場で誘ったから」と特別な意味はないことを明かす。あずさがいま気になっている相手は、最初のBBQのときから変わらず、とおるだという。前回までは、とおるに対して迷っている素振りを見せていたあずさだが、気持ちが固まってきたのだろうか。対してナナは「よきライバルとして頑張りましょう」と宣戦布告し、の直後にはお腹が空いたというみんなのために手料理を振る舞いたいと提案。積極的にとおるにアプローチし続けるという意思を見せた。

 ナナが食材を買いに行くのに誰かを募ろうとすると、すぐにとおるが「行く? 食材を買いに」と名乗りをあげる。は買い出しの道中、仲睦まじく会話を交わす二人。ナナは「(オオカミちゃんではないと)ホントに信じてほしいから、この目を見てください」と訴え、とおるとジッと見つめ合う。途中で照れたナナに対して、とおるは思わず「かわいいよ、めっちゃ女の子って感じする」と漏らし、しっかり魅了されている様子だった。買い出しから戻ってからも、二人は一緒に料理を作るなど、かなり良い雰囲気に。そんな二人の姿に、りおんは焦りから涙を流してしまう。

 前回、急接近したりことりょうすけ(曽田陵介)は、今回もさらに距離を縮めていた。りょうすけの自然なアピールとさりげないリードで、終始照れ笑いを浮かべながら嬉しそうなりこ。りょうすけがペンキを一緒に買いに行こうとりこを誘い、二人はツーショットの機会を手に入れる。そこで、りこが太陽LINEデートに参加したいと言った真意を探るりょうすけ。りこがコアを好きなのではと気にしているようだ。しかし、りこは「第一印象はコアだった」とあくまで過去形であることを強調する。そして「太陽LINEに行くから、というので(好きと)イコールでは結び付けないでほしい」と、太陽LINEデートへの参加と好意は関係ないことを主張した。

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