凌、“友達である二人”に思わせぶりな言動をとる理由とは? 『テラスハウス』第25・26話未公開映像

「年上の人、入ってきてほしい。もう20歳相手にするの……疲れたもん」

 本編25th WEEKで、愛華が花に「ちょっと……私も凌くんのことが気になってて」と打ち明けていた。それを聞いた花は「ワーオ! ハイタッチしよう」と笑顔ではしゃいでいたものの、愛華からの恋のライバル宣言に、内心は複雑な心境を抱いているように見える。

 一方その頃、二人の意中の相手である凌は、神奈川でバスケの練習に励んでいた。休憩中、横浜ビー・コルセアーズのチームメイトと英語で雑談に花を咲かせる凌。テラスハウスの話題になり、「いまは女の子が二人で21歳と22歳だけど」と3人卒業してしまった状況を説明する。牧全選手が頬を緩めながら「タイプじゃない?」と尋ねると、凌は「俺はアドバイスをしてくれるような、大人の女性が好きなんだ。でも、彼女たちにはできないと思う」とバッサリ。「(二人とも)友達」と言い切り、「俺は次に付き合う女性と結婚したいと思ってる。だからこそ、とても慎重になっているんだ」と続けた。

 その後、テラスハウスで花と二人きりになったとき、「この家で恋愛したいみたいなのはないの?」という質問に対しても、凌は「俺もともと、彼女いないときに『彼女ほしい』って思うことがない」「自分のやることしっかりやってないと、いい人って現れないと俺、思うのね」「ナチュラルにいつの間にか『俺、好きじゃん!』っていうのが理想だね」と遠回しに、いまは好きな人がいないことを伝えている。

 26th WEEKの未公開映像でも、愛華から面と向かって「恋愛してるとなんか頑張れる、他のことも」と好意を持っているような匂わせ発言を受けても、凌は「楽しみができるってことね?」とだけ返し、「洗濯してこよう」とさりげなく離席していた。おそらく凌は、愛華も花も自分のことを好きであることに気づいている。好き好きオーラを発している彼女たちと接するときは、明確な発言は避け、遠回しに「俺は君たちのことを恋愛対象として見ていないよ」ということを表現しているように思う。

 だが、一方で愛華の両膝をポンポンしたり、「男子部屋で寝ようかな」と冗談を飛ばす愛華に「いいよ。流佳のベッド空いてるよ」とサラリと答えたり、「いつも試合があったとか結果とかを連絡してくれるの愛華ちゃんだけなんだよね。すごく嬉しい。本当にありがとう」と照れくさいようなことも面と向かってしっかり口にしたりと、思わせぶりな言動で愛華や花を翻弄している部分も否めない。しかし、彼のこの態度も“友達だと思ってるからこそできること”と言われれば、「確かになぁ……」と納得してしまう。変に意識しないからこそ、優しくできるし、素直にもなれる。そう考えると、田渡凌という男はなんと罪深いことか……。

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