『テラスハウス』東京編・第25話ーーペッペの告白に春花が出した答えは? 流佳の嬉し涙と突然の卒業ラッシュも

『テラスハウス』東京編・第25話レビュー

 さらにサプライズは続き、流佳はみんなに英語でスピーチを披露する。「テラスハウスに来た時と比べて自立することができてきたと思っています。少しずつでも成長できたと思います。いつだってみんなは僕のことを助けてくれました。えー……。僕は明日テラスハウスを卒業します」。序盤は笑顔で聞いていたメンバーだが、スピーチの中で突然卒業が発表されたため、花や愛華は大粒の涙を流した。明日の朝、流佳と春花はテラスハウスを去る。

 ありえないほどのティッシュの山から、昨晩の卒業セレモニーの衝撃が伺えた。花は「私は涙は明日においてきた」と呟き、もうこれ以上今日は泣かないことを決意。そんな花の発言に、凌はなぜか隣にいる愛華の膝に腕をかけながら「昨日じゃなくて?」と聞き返す。花は「昨日に置いてきた」と笑いながら修正していた。凌の愛華への“膝ポンポン”は愛なのか単なるコミュニケーションなのか、スタジオでは物議がかもされる。

 大荷物を抱えて登場した流佳と春花は、いよいよテラスハウス卒業へ。それぞれ全員とハグを交わしていく。東京編での卒業シーンで、全員が揃って見送るのは、ケニーと莉咲子の卒業以来。残ったメンバーは、お互いに励まし合う。そんな中、凌が「新しい人が入ってきても、みんなで仲良くしよう」と呼びかけ、その気持ちに応えるかのように愛華もまた「ちゃんと歓迎しよう」と提案した。

 この日は、ペッペの描いた連載漫画の第1話が掲載された『週刊ビッグコミックスピリッツ』(2019年46号)の発売日。ペッペは、コンビニでニコニコしながら『スピリッツ』を手に取り、たくさん購入する。帰ると、愛華の手にも『スピリッツ』が、そして凌はなんと3冊も買っていた。それぞれ、メンバーの門出を祝う。

 そんな中、ペッペがみんなにスイーツの“ティラミス”を作ったと振る舞った。そして、ペッペは「僕は今日……卒業します」と衝撃の事実を伝える。ティラミスには「元気つけて」という意味があったため、最後に作ったという。卒業の理由については、「しんどすぎる。時間、全くない」と連載漫画の仕事が忙しくなってしまったからだと説明。おそらく、春花がいなくなってしまったことも理由の一つにあるだろう。限られた時間の中、テラスハウスを盛り上げていたペッペ。寂しそうに俯きながら、「楽しかった、ほんとに」と振り返った。

 一気に3人が卒業し、残されたのは凌に熱い視線を向ける花と愛華。そして、いまのところ、テラスハウスに気になる人はいない凌だった。これから参加する3人のメンバーによって、また新たな展開が生まれるのか。今回は次のメンバーのヒントが全く明かされていないため、どんな人物が入居するのか楽しみだ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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