ヒカキンからカジサックまで人気YouTuberが大集結 『YouTube FanFest 2019』の熱狂を振り返る

『YouTube FanFest 2019』レポ

 イベントはまだまだ続く。アーティストとしても目覚ましい活躍を見せるクリエイターコンビ・スカイピースが登場すると、一際大きな歓声が挙がった。スマートフォン用ゲーム『荒野行動』の2周年を記念したテーマソング「英雄」を歌い上げると、続けて「証明」を熱唱。激しいラップベースのテンポに、エネルギッシュな歌唱力でイベントのボルテージを上げていた。


 その後は、日本やインドを中心に1億2万回の再生回数を記録した動画『世界最大級のグミを1人で食う!(多分)』に登場したグミ片手に、はじめしゃちょーがレッドカーペットに姿を現した。ステージでは、『全員はじめしゃちょーで「旅立ちの日に」歌ってみた』を再現。会場に設置されたモニターいっぱいに「少しやんちゃ」「比較的真面目」な生徒役を演じているはじめしゃちょーの姿が映し出される演出に、観客からも笑い声が漏れていた。



 イベントが終盤に差し掛かると、今度はヒカキンがプレゼンターとしてステージに再登場し、2019年に登録者数100万人を達成したクリエイターを表彰した。レッドカーペットには、メイク動画で人気を集めるかわみしみきや、ヲタ芸や「1週間◯◯だけ生活」などの企画で一躍トップクリエイターに並んだ北の打ち師達、テレビでも活躍中の男女YouTuberヴァンゆんチャンネル、大食い系動画を中心に動画投稿を続ける谷やんら、今年大活躍した14組が出演した。


 今回の表彰に関して、ヴァンゆんチャンネルのゆんは「去年、私たちも2階から見ていた憧れの舞台なんですけど、今こうして表彰していただけてとっても嬉しい。この舞台に立てているのも、いつも動画を見て支えてくださるみなさんのおかげです」とファンに向けてお礼を伝えると、ヴァンビは「YouTuberが芸能界で活躍する機会が非常に少ないので、両方で活躍できる先駆けになりたいと頑張っています。人生をかけて証明していきたいと思います」と目標を熱く語った。


 続けて、谷やんがチャンネル登録者数100万人を達成した喜びをコメントするも、緊張している様子。見兼ねたカジサックが、リップクリームを手に取り塗ってあげる素振りを見せるも、突如自分の唇に塗りそのまま2人でキスをする、コントのような展開が繰り広げられる場面もあった。


 その後は、カンタとトミーの2人組動画クリエイター・水溜りボンドがステージに登場。軽快にトークが進行していくも、途中でカメラマンが暴走しトミーに接近するハプニングが起こった。これに、ないとーが「カメラマンさん!」と注意すると、突然被っていたフードを外して現れたのがカンタ本人。実は、水溜りボンドとして最初に登場したのが『パオパオチャンネル』のぶんけいで、カンタがカメラマンに扮(ふん)するドッキリであったことが明かされた。


 ラストは、ロックバンドのヤバイTシャツ屋さん「ハッピーウェディング前ソング」に乗せて、スカイピースやゆきりぬ、さんこいちやまあたそらクリエイター陣が、パオパオチャンネルの振り付けでコラボダンスを披露。途中、ふくれながキスをしようとするも、嫌がる振りを見せるM君や、ゆきりぬとはなおによるダンスパートなど、ファン待望のステージが催された。



 さまざまな人気クリエイターが一堂に会する祭典『YouTube FanFest』。大規模なオンラインイベントに終始会場から歓声が鳴り止まなかった。


(取材・文・撮影=鳥羽竜世/トップ画像提供:YouTube)

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