『テラスハウス』東京編・第23話ーー花、凌と念願の温泉デートで急接近 焦った愛華は涙?

『テラスハウス』東京編・第23話レビュー

 試合の日、花がキッチンに行くと、そこには偶然凌の姿があり、二人きりの朝を過ごせることに。「今日、応援に行くから頑張ってね」と優しい言葉をかける凌。実はこの日、起きてきた凌は、汚れた食器がそのまま放置されていたことで少しイライラしていた。しかし、そんなそぶりは一切見せず、リーグ最終戦に挑む花に笑顔を向ける。そこで花は思い切って「次、お休みないんですか?」と、以前凌と口約束したデートを具体的にしようとアプローチをかけた。凌が明日休みだと答えると、花は「今日のリーグ戦、もし優勝したら(明日)一日お出かけしませんか?」とアスリートらしい言葉で改めてデートに誘う。凌もまた「いいよ、もちろん!」と笑顔を見せ、試合に向かう花の背中を押した。

 「見ててください、私が優勝するところ」。花のアツい宣戦布告で試合は幕をあける。

 この日、花が出場したのは、後楽園ホールで開催された、女子プロレスのシングルマッチによるリーグ戦『5STAR GRAND PRIX 2019』の優勝決定戦。凌、ペッペ、流佳、春花、愛華が応援席から熱いエールを送る中、花はボロボロになりながらも懸命に立ち上がり、優勝を掴み取る。同時に、凌とのデートも見事勝ち取った。

 翌日、さっそく凌とデートに出かける花。試合のあとなので疲れを癒そうと、凌は花のために温泉デートを提案する。二人は凌の運転で、『箱根小涌園ユネッサン』へと出かけた。

 『ユネッサン』に着くと、まずは二人で、温泉に入るための水着を選ぶことに。花は水着を試着しては凌に見せ、照れながら感想を尋ねる。笑いながら「いいよ! 試合できそう」とヒョウ柄のワンピース水着を激推しする凌は、プロレスで戦いを挑むようなポーズを見せ、花もつられてプロレスの構えで応えるのだった。これが二人の“お決まり”のネタとなり、その後も何度かこのポーズで笑いあう。最終的に花が選んだのは、愛らしさが際立つピンクのフリルが印象的なオフショルダービキニだった。

 この日のデートで、二人はかなり距離を縮めたように感じる。中高ともに男子校だった凌はフラれたことは何回もあるという過去を明かす。「女の子がめちゃめちゃ苦手で、顔を見ても話せなかったし、電話もできなかった」と振り返る凌に、驚く花。凌のことを「生まれた時からチャラそう」だと思っていたという。凌は女遊びについても語っており、「やなんだよ、あんまり好きじゃない」と顔をしかめていた。続けて、「女の子で遊ぶっつったら、多少の好意は持ってるはずじゃん?」と持論を展開する。女友達が少ないという凌は、どうやら異性間の友情は成立しにくいと思っているようだ。そんな凌に熱い眼差しを向けていた花。この日の凌は花にとって、いつも以上に好印象に映っていたのではないだろうか。また、二人は恋愛に対して、同じような価値観を持っているようにも見受けられた。

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