空飛ぶ車からAI接客まで 『東京モーターショー2019』で示された“ワクワクする未来”

『東京モーターショー2019』レポート

 「スポーツ」のエリアでは、「『e-Motorsports』in 東京モーターショー 2019」として『グランツーリスモSPORT』のトッププレイヤーが世界各国から集結し、開催期間中に「頂上決戦」が行なわれる。エリアにはいくつもの筐体が並べられており、『グランツーリスモSPORT』の試遊体験も可能だった。


 NTTグループによる「Kirari!」は、これまでにない超高臨場感を実現するイマーシブテレプレゼンス技術。遠隔の複数の体育館やライブ会場に向けて、競技空間をまるごと伝送し再現することができる、未来のスポーツ観戦だ。


 「地方観光」のカテゴリーでは、東京駅と品川駅に全10台が設置されている、人工知能接客システム「AIさくらさん」も登場。東京モーターショーの案内モードで、通りすがる来場者に呼びかけていた。


 「FUTURE EXPO」の屋外には、NTTドコモの移動式5Gプラットフォーム「5G デモバス」が停められていた。「5Gデモバス」とは、前面7K+左右側面3Kの巨大スクリーンと音響設備を搭載した、高臨場感と没入感を体験できる仮想空間。2020年の商用化に向けた、高速大容量、低遅延、超多数端末接続が特徴の5Gが可能にするのは、スタジアム観戦にも匹敵するような映像体験だ。

 「FUTURE EXPO」で体感したのは、生活に密着したそう遠くない未来。その多くが5Gが商用化する2020年に目標を定めていたことも、現実的な日本の近未来を想像させた。『東京モーターショー』は、11月4日まで開催中だ。

(取材・文=渡辺彰浩)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる