新型iPhone、性能に一抹の不安? リークされたベンチマークを読み解く

新型iPhone、性能に一抹の不安?

新型iPad Proもトリプルカメラ?

 さらに、新型iPad Proに関する報道も日を追うごとに増えている。例えば、テック・エンタメ系メディア『Pocket-lint』は3日、新型iPad Proに関する情報をまとめた記事を公開した。その記事によると、新型iPad Proは9月10日のイベントとは別の日に発表され、2019年内あるいは2020年3月頃にリリースされると予想されている。2019年内リリースの場合、早ければ10月には発表されると見られている。

 仕様に関しては、基本的に現行のiPad Proを踏襲する。新機能としては、iPhone 11 Pro/Pro Maxに実装されるであろうトリプルカメラを搭載する。この新機能によって、新型iPad Proでも超広角の画像を撮影できるようになるだろう。

 新型iPad Proに関しては、Apple製品専門メディア『MacRumors』も2日に記事を公開している。その記事は、2020年3月リリース説を支持したうえでToFカメラの実装を予想している。ToF(Time of Flight)カメラとは、カメラから光線を照射して被写体に到達するまでの時間を測定することによって、被写体を立体的に捉えることができるものである。ToFカメラを実装するとユーザの顔を精確にスキャンできるようになり、ユーザのアバターと現実世界を合成したARコンテンツの作成が可能になる。もっともApple製品の予想で有名なアナリストであるMing-Chi Kuo氏によると、ToFカメラ実装の確率は50%である。

 もはや出尽くした感のある新型iPhoneのリーク情報を総合すると、目玉となる新機能はトリプルカメラということで間違いないだろう。9月10日のイベントでむしろ注目すべきなのは、Apple TV+とApple Arcadeがどんなコンテンツを揃えてくるか、ということではないだろうか。

トップ画像出典:Tom’s guide「Leaked iPhone 11 Benchmarks Look Disturbingly Low」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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